「過去問を解こう!」
しっかり戦略を立てましょう!
① 準備
② 実施
③ 採点
それぞれ、注意すべき点があるので、「もう過去問、解いちゃってるけど…」
という人も、参考までに…
ではまず、
過去問の準備
何を準備するか…
「筆記用具」「時計」「解答用紙」です。
筆記用具なんて、いつも使ってるのでいいじゃん!
と思うかもしれませんが、そこ重要!
いつも使っている = 使い慣れている筆記用具でなければなりません。
シャーペンであれば、同じ物を3~4本。
途中、メカニカルトラブルに見舞われたとしても、すぐにスペアを取り出せるように。
それと、定規・コンパス。
特にコンパスは、ゆるゆるになってないか?
広げたときにキチッと幅が決まるか?
常にチェックしておくべきです。
「時計」
スマホで代用しちゃおう!という人がいるかもしれませんが、試験会場ではスマホ禁止です。
入試本番の環境を想定して、スマホではなく、部屋の置時計・掛時計を見る習慣を。
スマホだったらタイマー付いてるし、残り時間が一発でわかるし…
いやいや。
だから、試験会場はスマホ電源オフでしょ。
「解答用紙」
これ、あんまり気にしてない人が多いんですが、用意した方がいいです。
↑↑↑の巻末に、解説と解答用紙が付いてます。
その解答用紙のページ。
B5なんですよ。
本番の入試はA3です。
拡大コピーして、本番と同じ大きさにしましょう。
家庭用のプリンターだと、A3非対応だったりするので、塾へ持ち込めば、やってくれるはずです。
問題のページは見開きでB4。
これもA3に拡大コピーできるなら、した方がいいです。
準備が整ったら、
過去問の実施
最初は、キッチリ時間通り、解いてみましょう。
本番の気分で。
普段の勉強だと、なかなか「時間」を意識することってないと思います。
でも模試を受けると、そこで初めて「時間が足りない」ことに気付くはずです。
制限時間内でどれだけ解けるか?
緊張感を持つことも大切です。
家庭学習で5教科を一気に解くのは、かなり難しいでしょう。
1教科ごとでいいですので、解き終わったら、一番重要な↓↓↓
過去問の採点
自己採点して、「〇〇点でした!」
で終わってはダメです。
大切なのは「解き直し」
そういうことを言うと、解けなかった問題、間違えた問題を全部、解き直そうとする人がいますが…
それじゃ、まるで自己分析ができていません。
あなたの行きたい高校、合格最低点は何点ですか?
だいたい何点以上で合格するか、わかってますか?
入試は満点を狙う試験じゃありません。
間違えたからと言って、手当たり次第に解き直しちゃダメです。
やるべきは、正答率分析。
自分が解けた問題、解けなかった問題の正答率がどれくらいなのか?
しっかり確認するのです。
そして、解けなかった問題の正答率をよく見て…
それが、正解すべき問題なのか、落としてもいい問題なのか、正しく見極めましょう。
正答率10%未満の難問は、ほとんどの人にとって、解けなくても合否に影響ありません。
捨ててもいい問題を、自信を持って捨てるように。
そして、ここで解けた問題は、あなたにとって、もう得意分野になっているはずです。
より発展的な問題にもチャレンジして、確実な得点源にしましょう。
こうして過去問を繰り返すことで、「点を取りにいく問題」と「手を出しちゃいけない問題」が感覚的にわかるようになります。
大丈夫!
「得点できる問題」は、まだまだ増えますから。