サイトアイコン 進学塾PHASE 稲毛 / 小仲台

小学生の英会話 翻訳アプリのある時代に?

お電話でのお問い合わせです。

小学生は、何年生からですか?

ホームページには小5・小6しか載せていませんから、

時々聞かれます。

 

特にこの時期、新年度からの塾通いを考えていらっしゃる

小学校3年生、4年生の保護者の方、

冬休みに少し体験を… と思われているようです。

 

「4年生以下は受け入れません!」

ということはありません。

お子さんの学力・意欲・性格などが、

こちらの指導法に合致すれば、

是非、体験を受けていただきたいと思っています。

 

で、実際に面談にお越しいただいて、

学習状況をお伺いするのですが、

驚くほど習い事が多い方、いらっしゃいます。

 

月曜:スイミング

火曜:習字

水曜:ピアノ

木曜:そろばん

金曜:英会話

 

平日、フリーな日がありません!

このうち、ひとつかふたつ、

習い事を止めて、そろそろ塾通いを…

と仰るのですが、

「英会話を止めます」

という方、まずいません。

 

「英語が出来ないと、将来困るから」

「早くから英語を習わないと、中学校の試験が…」

「周りの子も、みんな英会話習ってるから」

などなど…

 

「英会話だけは、絶対に止めません!」

と宣言されてしまうと、こちらも

「はい、わかりました。」と、

言うしかないわけです。

 

では、小学生のうちから英語・英会話を習っている生徒が全員、

英語が得意な中学生になるか?

というと、必ずしもそうとは限りません。

私の経験上、中学校に入学後も英語が得意で、

1年生で英検3級に合格!

のような優秀な生徒は、10人中、1人か2人です。

 

残りの生徒はそれほどでもない、というか、

定期試験で平均点以下の生徒まで現れる始末。

小さいうちから英語を習ってるのに、

なんで出来ないの?

あれだけお金をかけて、実際それ?

となるわけですが、理由は単純。

「覚えていない」だけです。

 

ちょっと喋れる。

ちょっと単語も知ってる。

ちょっと返事くらいなら出来る。

 

全部ちょっと、全部中途半端なわけです。

英語に触れている時間が少し多いだけで、

頭の中にはほとんど定着していない、

というのが現実です。

 

当然ですが、定期試験は解答用紙に正解を記入しないと

得点になりません。

正確に暗記して、正確に記入する。

シンプルなことですが、

これができていない生徒、たくさんいます。

特に英会話自慢のお子さんほど、筆記が弱い傾向にあります。

 

私は生徒によく聞きます。

「将来海外で、英語圏で生活したいか?」

イエスなら、定期試験は満点取って、

会話にもどんどん取り組まなければいけないでしょう。

また、国公立や私立の難関大を目指すのであれば、

噂の4技能も習得する必要があると思います。

 

でも、ずっと日本に住むつもり。

仕事で英語を使うことも、ほとんどないかも。

というのであれば、英会話は必須ではありません。

 

スマホの翻訳アプリ、最近はかなり高性能です。

スマホさえあれば、外国の方とも簡単にコミュニケーション

できる時代です。

 

何も幼少期の貴重な時間を、

英会話に費やさなくてもいいのでは?

と思ってしまいます。

 

「英会話ができないと将来困る?」

「いいえ、困りません。」

モバイルバージョンを終了