学校が長期の休校措置となり「4月初旬まで春休み!」という異例の展開になってしまいました。
(千葉市は5月31日まで休校延長です)
新学年を迎えるにあたり、
「これから塾を探そう!」
「別の塾の体験に行ってみよう!」
と検討されている方も多いと思います。
そこで今回は、県内最大手の集団指導塾に9年勤務した経験から、「集団指導塾が合っている生徒の特徴」をお伝えしていきます。
全部で3つありますが…
どれかひとつでも当てはまっていたらOKではなく、「3つの条件すべてに当てはまっていること!」が集団指導塾で伸びる生徒の条件です。
あいさつができること
「は? あいさつ?」
おじいちゃん、おばあちゃん世代、ご年配の方々にはきっと意味不明でしょう。
でも「あいさつなんて、できて当たり前」と思っているのは昭和世代だけです。
最近は、あいさつしない保護者の方もたくさんいます。
当然、あいさつしない親に育てられたお子さんは、あいさつしません。
と言うか、できません。
個別指導塾をやるようになって10年以上経ちますが、あいさつしない生徒…本当に多いです。
「塾で、あいさつするように指導しないのか?」といったご指摘もあるでしょうが、私はマナー講師じゃないですし、塾は一般常識を教える場でもありません。
あいさつの重要性・必要性を家庭で教え込まれてない生徒に「あいさつしろ!」と言ったって、無理です。
できるわけないんです。
なぜそんなに「あいさつ」にこだわるの?と思われるかもしれませんが、あいさつのできない生徒は、自分から「わかりません、教えてください。」と言えません。
心を開いていないからなのか、内向的すぎるのか…
「意思表示」がとても苦手です。
集団指導塾では学校の進度より先へ先へと、予習で授業が進みます。
当然、授業だけでは理解できないところがたくさん出てくるわけですが…
そこで「わかりません、教えてください。」と先生に質問できなければ一発アウト。
わからないまま、どんどん取り残されていきます。
集団指導塾に通うなら、自分から心を開いて「あいさつ」ができて、「わかりません、教えてください。」と言えなければいけません。
自己管理ができること
集団指導塾では、授業は週に2~3回。
「塾に行かない日」の方が多いわけです。
そこで、塾から出された宿題を計画的に進められるか?
自分で時間を決めて、家庭学習の時間を確保できるか?
塾がある日…
直前に突然思い出して、慌てて宿題をやるようではダメです。
授業で習ったことは、その日か翌日には復習して、次の授業の日までに質問する内容を決めておく。
塾で授業を受けただけ…
受けっぱなしの状態では、成績は伸びません。
「塾に行かない日」のスケジュールを完璧にコントロールできなくてはいけないのです。
集団指導塾に通うなら、自分で勉強時間を決めて「自己管理」ができなくてはいけません。
競争意識を持つこと
集団指導塾では、他校の生徒と同じクラスになることもあります。
人間関係が広がるのはいいことですが、その分、ライバルも増えます。
塾によっては、成績順に座席を決める!というところもありますので、大人数の中で、自分がどれくらいの実力なのか?
嫌でも思い知らされることになります。
目の前にいる生徒よりいい成績を取りたい!
上のクラスに上がりたい!
成績優秀者として認められたい!
という積極性がなければ、集団の中で潰されてしまいます。
集団指導塾に通うなら、成績が上下しても動揺しない「メンタルの強さ」と少しでも上に行こうとする「競争意識」を持つことが必要です。
- あいさつができること
- 自己管理ができること
- 競争意識を持つこと
この3つが全て備わっていれば、ほぼ間違いなく、集団指導塾で伸びます!
もし、ひとつでも欠けているようなら、個別指導塾をお勧めします。