今日は2020年2月12日(水)。
千葉県公立高校 前期試験は
午後4時過ぎの時点で、
例年通り、5教科の解答速報が出ました。
合格発表は2月19日です。
さあ、それまでの一週間、
どのように過ごしたら良いのか?
検討します。
自己採点は しなくてよい
解答速報が出ると、その日のうちに
「自己採点をしなければいけない!」
と思いこんでいる受験生がいますが、
塾の立場からすると、
「自己採点、別にしなくていいです。」
「自己採点をしなければ、
何点だったか、わからないじゃないか!」
「ボーダーライン上で、
合否の判断ができないぞ!」
などと、多方面から批判が来そうですが…
そもそも自己採点の点数なんて、
全くアテになりません。
記述や作文の出来によって、
得点が大幅にズレます。
過去には、20点以上違ってた!
ということもあるくらい。
データとして、とても不正確なんです。
合格最低点もわからない状況で、
「○○点でした!大丈夫ですか?」とか
「○○点だと、厳しいですか?」
という会話自体、ほとんど意味がありません。
さらに自己採点は、
練習していないとできないものです。
問題を解いて、
解答用紙に答えを記入して、
それプラス…
自分の問題の方にも
答えを書き写しておく。
その問題用紙をもとに、
自己採点するわけです。
ですから普段、過去問を解く時や
Vもぎの時も、
同じように問題用紙に答えを写す、
という地道な作業に慣れていないと、
入試本番ではできません。
試験時間は50分しかないのですから、
後のことは気にせず全力で解く!
そしてもし、万が一、
時間に余裕があったら
問題用紙に答えを書き写せばいいんです。
黙って待っていれば、
一週間後に合否は出ます。
試験時間中は、試験に集中すべきです。
勉強のペースを変えない
5教科の試験で、
それなりに手ごたえがあった!
という生徒にありがち…
前期試験が終わった途端、
気が緩んじゃう。
今までは一日に、
5~6時間は勉強していたのに
急に2~3時間に減ってしまう…
いくら自信があるとしても、
やはり合格発表までは、
勉強のペースを変えるべきではありません。
すぐに、後期へ向けた過去問対策に
取り掛かること。
受かっていれば受かっていたで、
それはそれでいいわけで…
前期試験の後に一度、
ペースを緩めてしまうと、
元に戻すのがとても苦しくなるんです。
「どちらの結果になるか、わからない。」
という気持ちで、発表までの一週間は
緊張感をキープしましょう。
前期試験を分析する
理科の大問1から大問9までを振り返って、
どんなテーマが出ていたか、
冷静に確認してみてください。
後期試験は問題数が減りますが、
前期と同じ単元、同じテーマは
ほとんど出ません。
生物・化学・物理・地学の各単元で、
「もう、ここは出ない!」
というところが絞り込めるわけです。
過去9年分の後期・試験問題を解き直して、
出題可能性のあるテーマを集中的に復習です。
同じことは社会にも言えますので、
前期と同じ地域、同じ時代は
「たぶん、出ないだろうな…」
と予測できます。
後期試験は各教科、40分です。
問題数と時間配分の設定を切り替えて、
後期も受けるつもりで、準備しましょう。