(2020年3月の記事です)
2020年4月から
「高等学校等就学支援金制度」が変わります!
「何それ?」
「名前が長い…」
「しかも全部漢字だし…」
ちょっとわかりにくいんですが…
要するに「私立高校の授業料がタダか、かなりお安くなりますよ!」という話です。
(一部のお金持ちの方は除きます)
「うちは公立じゃなきゃダメよ!」
「私立は高いでしょ!」
「学費払えないわよ!」と思っているお母様…
ちょっと待ってください。
国や県が学費を負担してくれる制度がありまして。
しかも2020年からは、より多くの家庭が支援を受けられるようになります。
制度の概要
ご家庭の教育費負担を減らすための、国による授業料支援の仕組みです。
全国の約8割の高校生が利用しています。
ここでちょっと注意!
初めに…(一部のお金持ちの方は除きます)と言いましたが、保護者の課税所得が910万円以上の世帯には適用されません。
通っている高校が公立だろうが私立だろうが、課税所得が910万円以上の世帯に関しては、国からの支援はございません。
受給資格の認定
支援を受けるには申請が必要です。
黙ってぼぉ~っと生きてるだけじゃ国は助けてくれないんですね。
入学時に高校から案内があります。
必ず申請書類を提出してください。
その際マイナンバーの関係書類が必要です。
提出された書類をもとに、都道府県が受給資格の認定を行います。
支給額
私立は高校によって学費が異なりますね。
また支給される金額も、保護者の年収によって変わってきます。
年収350万円未満
授業料が全額無償になります。
国からの支給額は原則、授業料についてのみですので「入学金」「施設設備費」等については別途「千葉県の奨学金制度」を利用することになります。
年収350万円以上 640万円未満
国が定めた基準では「350万円以上 590万円未満」ですので、千葉県は受給資格が幅広いと言えます。
こちらの世帯は「授業料の2/3から就学支援金を除いた額」が支給されます。
ちょっとわかりにくいですね。
だいたいのイメージとしては…
「月々の授業料が3万円だとすると2万円は国から支給してもらえる」という意味です。
授業料の全額とまでは行きませんが、かなり多くの支援を受けられることになります。
また支給上限額は年396,000円です。
この支給額は両親・高校生・中学生の4人家族で、両親の一方が働いている場合を想定していますので、実際の金額は多少上下することがあります。
年収640万円以上 910万円未満
国からの支給額は就学支援金の118,800円のみです。
私立高校に進学した場合、高校の授業料と就学支援金の差額は自己負担となります。
ただ両親共働きで子供が大学生と高校生となると支給基準が大きく変わりますので、詳しくは
でご確認ください。
支給方法
就学支援金は都道府県や学校法人等が生徒本人に代わって受け取り、授業料に充当します。
生徒や保護者が直接、国から受け取るものではありません。
お小遣いが増えてラッキー!とは絶対なりませんのでご注意を。
まとめ
2021年度から千葉県は公立高校の入試が1回に変更になります。
一発勝負です!
落ちたら私立確定です!
でももし私立に進学…となったとしても、昔ほど学費を心配する必要はありません。
公立・私立問わず、幅広く志望校を検討してください!