(2020年3月の記事です)
年度末ですが…
PHASEでは毎年恒例「春の塾内テスト」を実施しております!
今年は学校が長期休校になったこともあり、ほとんどの生徒が予習カリキュラムへと進んでいますが…
やはり前学年までの復習はとても重要です!
2年生のテストは1年生の全範囲、3年生のテストは2年生までの範囲が全部ですから、現時点での実力を測るには最適です。
今回は塾内テストを実施することの目的と、その学習効果を考えます。
客観的なデータを得られる
中学1年生・2年生にとって、自分の成績を知る手段は学校の定期試験だけです。
でも学校の定期試験は…
- 同じ学校の生徒しか受けない (母集団が少ない)
- 試験範囲が決まっている
- 直前に試験範囲がコロッと変わる
- 予想問題が出回る
- 絶対に50分じゃ終わらない問題量
- 先生によって超マニアックな問題が入る
などなど…
その生徒の「本当の実力」を知るには適してません。
その点、塾内テストであれば首都圏の多くの中学生が受験しているため、母集団が大きくなります。
他の都道府県の同学年と比べて、自分がどのあたりに位置するのか?
客観的な実力を知ることができます。
これがちょっと地方に行きますと…
「学年順位は常にベストテン入りしてるのに、塾内テストを受けたら偏差値50だった!」なんてことがよくあります。
「井の中の蛙」にならないためにも、県内全域での自分の実力を知りましょう。
試験範囲が広い
大手の集団指導塾では、学校の試験と同じように1ヶ月ごとに範囲を決めて…
というところもありますが、通常の塾内テストの範囲は「習ったところ全部」
春に実施するテストは、前学年までの内容が全部詰まってます。
対策を立てるとしたら、丸々1年分か2年分、全部やらなくてはいけません。
試験前に、これだけの範囲をサクッとやることは不可能なので、結局日頃からしっかり勉強を積み重ねている人が高得点になります。
極めてフェアなシステムです。
「学校の試験では毎回450点以上取れてるのに、塾内テストになると大幅に点数が下がる!」という人は、頭の中を長期記憶に切り替える必要があるでしょう。
難問に対応できる
主に理科・社会ですね。
学校のワークは完璧に出来ていて定期試験でもバッチリだった。
でも塾内テストになると「あれ?なんで?解けない!」
なんでこんなことになるかと言うと…
塾内テストは中学3年になってからの模擬試験に、すんなり移行できるように作られています。
つまり模擬試験のミニチュア版なんですね。
模擬試験では、成績の分布を幅広くしたいんです。
超デキる人から、超そうじゃない人まで。
偏差値で言うと50近辺の人数が一番多く、上は80・下は20に向かって、なだらかな山型になると美しい。
ですから正答率に大きな差が生じるよう、意図的に発展的な問題や超難問を入れています。
成績表の裏面を見れば、問題ごとの正答率が載ってますが、30%以上とか40%以上とか、自分の目標に合わせて解き直す問題を選びましょう。
そして、正答率1ケタのような難問がどのように出題されるのか?
見極められるようになると、レベルが一段上がります。
Vもぎへ向けて
新中3にとってはもう2ヶ月後、6月上旬に第1回のV模擬があります。
とは言え、6月・7月はまだ部活の試合があって、受験しない人の方が多いくらいです。
本格的に全員が受け始めるのは8月末から。
それまでの5ヶ月間、学校の授業内容にプラスして1・2年の復習も忘れずに!