私立高校 単願推薦・併願推薦の採点基準 なぜみんな合格するのか…

高校受験

(2020年1月の記事です)

 

千葉県内の私立高校は明日から入試がスタートします。

今回は中学1年生・2年生の皆さん、また保護者の方向けに私立高校の入試制度についての解説です。

まず受験方法は3通りあります!

順に見ていきましょう。

 

一般入試

偏差値65以上の高校は、ほとんど一般入試ですね。

3教科・5教科の試験で本番一発勝負のみ

学科試験で合格点を取れば合格、取れなきゃ不合格。

実にシンプルです。

市川高校など一部推薦を導入している高校もありますが、基本的にハイレベルな高校は一発勝負!がほとんどです。

単願推薦

公立高校や他の私立高校は受けません!

合格したら必ず入学します!と約束するのが単願推薦。

通知表の内申点で基準を満たしていれば100%合格します。

 

一例を挙げますと…

敬愛学園高校

特進 :5科 20

進学 :5科 17

 

千葉経済大附属高校

特進:5科 20

普通:5科 17

商業 情報:5科 16

 

3年11月の通知表がこの基準に達していれば、どんなに面接で失敗しても合格します。

高校側としても確実に入学してくれる生徒を早めに確保したいので、まさにWin-Winの選抜方法なのです。

併願推薦

第一志望は公立です!

でも落ちたときのために…

滑り止めってやつですね。

この併願推薦も単願推薦と同様、基準を満たしていれば合格します。

併願の方が少し基準は高めで…

 

敬愛学園高校

特進 :5科 21

進学 :5科 18

 

千葉経済大附属高校

特進:5科 22

普通:5科 18

商業 情報:5科 17

 

2校とも偏差値50前後の高校ですが、通知表でオール4以上なら基準はクリアです。

 

選抜方法について。

敬愛学園は単願が3科+面接

併願は3科のマークシートのみです。

公立の過去問よりはるかに難しいですが…

「ほぼ勘でマークシートを埋めた!」という生徒でも全員合格しています。

 

千葉経済大附属は作文と面接のみ。

「作文は100字程度しか書けなかった!」という生徒も合格しています。

 

そこで疑問が…

本当に採点してるの?

単願も併願もほぼ0点か?

という生徒まで合格してるので、まさか採点してないんじゃ…?

そもそも試験を実施する必要ある?と思ってしまいます。

 

でも塾としては合否を気にする必要がないので、実にありがたい制度ではあります。

 

2021年から千葉県公立高校の入試は一発勝負に変わります。

私立の併願校選びも、一気に重要性が増してくるでしょう。

中学1年・2年の皆さんはひとつでも内申点を上げられるよう定期試験に臨んでください!

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