(2020年4月の記事です)
今年の新中1は入学式も行えず、授業も始まらず。
何も教わってないのに宿題だけは中1の範囲からバンバン出ちゃうという…
なんとも超ハードモードな新学期になってまして。
当然ご相談が来るわけです。
もう塾に通わせた方がいいでしょうか?
はい!
塾に通い始めるのに早過ぎるということはありません。
新中1の塾通いは3月から
小学生から中学生へは、とても大きな環境の変化を伴います。
英語が本格的に始まり、教科担任制になり、部活の体験入部などなど…
あまりに急激な変化で体調を崩す生徒もいるほどです。
通常であれば中学校に入学する前の3月から、塾に通い始めるのがベストでしょう。
2月~3月にかけては「中学入学準備講座」などの名称で
- 割合
- 速さ
- 比
- 比例 反比例
といった小学校の復習を取り入れる塾や
- 正の数 負の数
- 文字式
あたりまでの中1の予習をカリキュラムに組み込む塾が多くあります。
入学前に少しでも中学校の範囲を体感しておくことで、気持ちに余裕を持ってスタートすることができます。
3年生からでは手遅れ?
1年生・2年生のうちは部活中心の毎日で…
「塾は3年生になってからでいいかな?」という生徒がいますが、
3年生になってからじゃ、手遅れなの?
手遅れかどうかは、その生徒の成績によります。
1年生・2年生と全く塾に通っていなかったとしても、学年順位で上位2割に入っている生徒であれば、その後伸びる可能性はあります。
家庭学習だけで上位2割をキープしてきたわけですから、そこにプロのアドバイスを組み合わせれば飛躍的に伸びるでしょう。
逆に学年順位が真ん中~それ以下の生徒だと、残念ながらほとんど伸びません。
伸びたとしても偏差値2~3ぐらい。
私の30年の講師歴の中で…
- 学年順位が上位2割に入っていない
- 今まで塾に通ったことがない
- 3年生になってから初めて塾に来た
という生徒で、その後偏差値が10も15も上がった生徒はいません。
中学3年生になってからでは、ほとんど手遅れです!
遅くとも2年生の春まで
塾に通い始めるなら、本当に早いに越したことはないです。
敢えてタイムリミットを示すとすれば2年生の春だと思います。
2年生の4月~5月であれば、まだギリギリ1年生の復習ができます。
これが2年生の夏になってしまうと、もうのんびりと1年生の復習をしている時間はありません。
学校の授業についていくだけで精一杯。
内容もどんどん難しくなります。
英語
2年生になると未来形・動名詞・不定詞を習いますが…
このあたりから暗記だけでは理解しにくい考える単元になります。
その前に1年生の範囲である
- 三人称単数
- 名詞の複数形
- be動詞と一般動詞の区別
を完璧にしておかないと、2年生になってから文法理解が崩壊します。
数学
連立方程式は計算だけならそれほど難しくありません。
1年生の一次方程式…
分数や少数、( )の入った式が解けていれば、連立の加減法でも代入法でもイケるはずです。
ただ文章題になるとわからなくなる人が続出…
問題文を読んでも式が立てられないんですね。
そういう人は1年生の方程式の利用に戻って復習する必要があるでしょう。
一次関数も1年生の比例がわかっていれば、それほど心配なしです。
でもy=axのa 比例定数の意味がわかっていないと、変化の割合で崩壊します…
2年生の内容に入る前に1年生の範囲を復習するためには、やはり遅くとも2年生の春までに塾に入っていないと厳しいですね。
まとめ
休業要請によって休校を余儀なくされている塾もたくさんあると思います。
体験授業も受けられず、不安な日々を過ごしている中学生のために、PHASEではLINEをオープンにして無料体験の申込みを受け付けています。