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塾の3Kは「講師」「環境」「教材」 塾選びで見るべきポイント

きつい」「汚い」「危険の頭文字を取って3Kと呼んだのは1980年代後半。

最近ではIT業界を中心に、きつい」「帰れない」「給料が安いといった新3Kも生まれているようです。

 

塾の仕事、とりわけ教室責任者・教室長の待遇も、この新3Kにピッタリ当てはまるなあ、と思ってしまいますが…

もっとポジティブに、3Kを考えます!

 

それは、塾を選ぶ際の基準。

① 講師

② 環境

③ 教材

この3つです。

講師

お子さんを塾へ通わせる上で、とても重要な要素。

誰に教わるか?

集団指導の塾であれば、講師はハイレベルな授業力と専門性を求められます。

10人以上の生徒を相手に、限られた時間でカリキュラム通りに授業を進めなければなりません。

講師として採用された後、数ヶ月間の研修を受け、一定水準以上の教務力を身に付けなければ教壇に立つことはできません。

そのため集団指導塾では、概ね講師の「質」は保証されていると考えて良いでしょう。

一方、個別指導塾では、講師の大半は大学生です。

若い講師は頼りないのか?と言うと、決してそんなことはありません。

大学や大学院で、現役で勉強をしている年代です。

そして数あるアルバイトの中で、「塾講師」を選んでいる!

教える仕事に興味を持って、年下の生徒を導こうとする意欲もあります。

お子さんとの相性次第では、飛躍的に成績を伸ばしてくれるかもしれません。

講師を選ぶ際は、塾の指導形態とセットで考えることになります。

集団指導塾 → 若手からベテランまで様々

個別指導塾 → ほとんど若手

どちらを選んでも、当たり・外れはあります。

いくら教え方が上手くても、話し方や動きがちょっと無理!という場合もあるでしょう。

運次第…という側面が非常に強いのは否めませんが、信頼できる講師、相性の合う講師が見つかったら、それはとてもラッキーなことです。

環境

塾通いを検討されている方は、まずチラシやHPを見て、電話・メールで教室へ連絡。

その後、日時を決めて説明会や面談…

という流れが自然だと思いますが、それだと普段の塾の様子を知ることはできません。

説明会や面談ともなれば、塾は万全の体制で待っています。

絶対にボロが出ないように、完璧な準備をしているものです。

塾にはそれぞれ、独特の雰囲気・空気というものがあります。

普段の塾の様子を知るには、「抜き打ち」で「いきなり」塾に行くことをオススメします。

突然、お問い合わせのお客様が来ました!

そこで、講師や職員がどう対応するか?

新規顧客に対するマニュアル・研修が徹底されているかが、一発でわかります。

また、生徒たちの表情、活気はどうか?

集団指導塾であれば、授業が終わった直後あたりがいいでしょう。

個別指導塾であれば、生徒が居る時間、いつでもいいと思います。

お子さんがその塾に合うかどうか?

お子さんにとって「成績が上がる塾」かどうか?

塾の素の状態を知ることは、塾選びの大きな決め手になります。

教材

ホームページではわからない情報。

その筆頭が教材又は教材費です。

いざ入塾手続となって明細を見たら、「えっ、テキスト代こんなに高いの?」ということがよくあります。

年間、教材費だけで数万円、これが普通です。

教材に関しては、自社でオリジナルを作成している塾と、教材会社から専用教材を仕入れて生徒に販売するケースと、2通りあります。

教材会社のテキストや問題集は、仕入値の2倍~3倍で販売しますので、塾にとっては非常にオイシイ収入源。

もし、教材費が異様に高いとしたら、ボッタクリの可能性、大ですね。

塾で勉強する以上、何らかの教材は絶対に必要なんですが…

費用以上に気を付けなければいけないのは、その教材がお子さんのレベルに合っているか?どうかです。

 

難しすぎたら、例題すら解けません。

一問一問、質問しないとわからない…

となると、マンツーマン指導でないと先へ進めないことになってしまいます。

逆に、簡単すぎてもダメです。

○ばっかりで、弱点を見つけることができず、何の進歩もありません。

 

お子さんのレベルに合わせて、柔軟に教材を変更できるシステムが理想的です。

クラス分けされている集団指導塾であれば、上のクラスに上がれば教材の難易度も上がります。

個別指導塾の場合、学生講師は教材のレベルチェックはほとんど出来ません。

教室責任者が、生徒一人ひとりの進捗を把握して、適切な教材選びをしているかが鍵となります。

ごく稀に「勉強を教えられない教室長」が存在しますので、その場合は、能力の高い講師に担当してもらうことが必須です。

「家から近いから」

「友達が通ってるから」

「安いから」

そんな理由だけで塾を選ぶことのないよう、入塾前には、徹底的なリサーチをしていただきたいのです。

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