7月14日、千葉県教育委員会からの発表がありました。
出題範囲の縮小
千葉県もついに、出題範囲を縮小してきました。
東京や埼玉など比べると、除外する内容が少ないですね。
高校に進学してからの学習を考えれば、これくらいが妥当だと思います。
千葉県公立高校入試 主な変更点
また7月10日には、入試日程などに関する発表も。
令和3年度は入試日程が一本化されるなど、様々な変更が予定されています!
【入試日程】
2月24日(水)
2月25日(木)
【選抜枠】
1回で全定員を募集
【志願変更】
可
これまでは後期選抜のみ志願変更可でしたが、一本化により全員変更可となります。
変更期間は2月17日(水)・2月18日(木)の2日間です。
【学力検査】
国語:50分
数学:50分
英語:60分
理科:50分
社会:50分
英語が試験時間60分に変更
数年前からリスニングの比重が高くなり、試験時間が足りないという声が多かったようで、それに応えるための措置です。
【選抜方法】
各校独自の方法
但し、配点については共通ルールを設定。
【評定の扱い】
算式1は使用しない
調査書の評定については、中学校ごとの評定合計平均値による補正は行わず、そのままの数値で評価する形になります。
これにより、内申の値が上昇することが予想されます。
学校設定検査の変更
学校設定検査とは、これまでの「前期2日目の検査」と同じです。
【面接→作文】
磯辺、船橋、柏南
【作文→面接】
検見川、国府台、匝瑳
【自己表現を導入】
幕張総合[総合]:面接+自己表現
行徳:面接+自己表現
鎌ケ谷:自己表現
【自己表現を中止】
千葉工業:面接
鎌ケ谷西:面接
流山北:面接+作文
佐倉南:面接
四街道北:面接
東金[普通]:面接
茂原:面接
茂原樟陽:面接
木更津東:面接
市原緑:面接
Kの数値
調査書については算式1が使用されなくなりますので、
内申点の満点は9教科×5段階×3学年=135 です。
この値に、各校が定める「Kの数値」をかけます。
Kの数値は、ほとんどの高校で「1」ですが、各校独自に0.5~2の範囲で自由に定めることができます。
K=1を使用しない高校は…
【K=0.5 】
千葉、千葉東、検見川、船橋、小金、東葛飾、佐倉
【K=2 】
犢橋、八千代東、船橋東、船橋啓明、船橋二和、浦安南、鎌ケ谷西、野田中央、関宿、我孫子東、沼南、沼南高柳、佐倉東、佐倉南、四街道北、小見川、銚子、市原緑
配点の上限を設定
特別活動や部活動の実績、各種検定など、調査書の加点については上限が「50点まで」と設定されました。
これまでは加点だけで200点を超える高校もありましたが、上限の設定によって配点が縮小されることになります。
また2日目の学校設定検査についても、配点は10~100点。
2つ以上の検査を行う場合でも、150点が上限となります。
2段階選抜
各校は学校の特色を重視して、2段階の選抜を行うことができます。
- 調査書の評定
- 調査書の加点
- 学校設定検査
のそれぞれに独自の係数をかけて、配点を変更します。
2段階目の選抜枠は「募集定員の20%以下」です。
高校ごとの選抜方法・評価方法は、7月21日以降、各校のホームページに掲載されます。
受験予定の高校は、頻繁にチェックしましょう。