(2020年5月の記事です)
個人で学習塾を経営されている方…
これから塾を開業しようと検討されている方へ。
必須アイテムのプリンター複合機。
あなたならリースにしますか?
それとも購入しますか?
選択する際のポイントは一点のみ。
1ヶ月の印刷枚数が5万枚以下なら、購入の方がお得です!
プリンター使用歴
なぜ唐突に5万枚?
これには根拠があります!
塾を開業して以来、私はずっと複合機をリース契約していました。
しかし2年前、リース契約が切れるタイミングで考えたのです。
「リースって、高すぎじゃない?」
諸々の経費を試算した結果、リース契約は終了することに。
で…家電量販店で売ってる普通のプリンターに切り換えました。
リースは大損
6年間のリース契約で、私が使用していた複合機は「東芝 e-studio4540」
どれだけの経費がかかっていたか?と言うと…
元々、本体価格が165万円。
それを6年間、72ヶ月に分割するので、1ヶ月あたりのリース料は23,000円。
そこに、印刷した枚数ごとカウンター料金がかかります。
白黒は1枚 1円
カラーは1枚 9円
うちは25席だけの小さい塾ですので、1ヶ月の印刷枚数は4,000枚~5,000枚。
入試直前期だと一気に増えて、10,000枚近くになる時もありますが…
年間で平均すると7,000枚前後です。
印刷する9割以上が白黒ですので、カウンター料金は月平均8,000円程度。
ですから、月の印刷代は
リース料金23,000円+カウンター料金8,000円=31,000円。
年間だと、約372,000円!
高いですねぇ。
高いのは承知の上で、なぜリース契約にしていたか?と言うと…
それなりにメリットがたくさんあるから。
まず印刷スピードが速い!
これはもう圧倒的です。
家庭用プリンターの約3倍。
「ヤツだ… ヤツが来たんだ…」っていうくらい速いわけです。
とことんスピードにこだわる人はリース契約で決まりです!
さらにインク・トナー等の消耗品の料金は、リース契約に含まれています。
インクの残量はネット経由で日々データが送られていて…
残りが少なくなる前に新品トナーが送られてきます。
そして不具合があれば、担当の方がすぐ来てくれます!
本当にすぐ!
うちは東芝の営業所が近かったせいか、最速10分!
どんなに遅くても、1時間以内には来てくれていました。
これは本当に助かります。
でもやっぱり年間37万円は高いですよね…
プリンターを購入
で…リース契約終了後、2019年2月に購入したプリンターがこちら。
brother PRIVIO MFC-J6980CDW
ヤ〇ダ電機で税込40,500円。
購入する際のポイントはA4とA3、両方印刷できること。
そしてA3の両面印刷ができること。
印刷物の9割以上は白黒ですから、そんなに高性能な機器は必要ないんです。
インクカートリッジも、ネット通販で互換インクを買えば1ヶ月で2,500円。
リース契約に比べたら、何もかもが激安!
ただ…
壊れました!
使いすぎで!
説明書を見ると「耐久枚数は15万枚」とあります。
これはA4片面で15万枚という意味ですから、A3両面だとA4を4枚印刷したことになります。
購入して10ヶ月で壊れました。
プリンターヘッドの摩耗。
幸いメーカー保証が1年ついてましたので、修理代金は無料。
しかし!
修理から戻って5ヶ月後、また壊れました!
ヘッドクリーニングを繰り返しても印刷できず。
再び修理に出すと、今度は修理代が27,000円かかってしまいます。
だったらもう、新品を購入した方がいいじゃないか!となりまして…
年間の経費を比較
2台目を購入しました!
最初に買ったbrotherが絶版になってましたので、今度はEPSON PX-5081F。
機能はbrotherとほぼ同じ、コ〇マで税込37,000円。
使い始めたばかりでインクの減り具合はまだわかりませんが、新品のせいか印字がクッキリ綺麗です。
でも鋭い生徒に言われました。
「先生、毎年プリンター買ってますよね…」
そう!
この感じで行くと1年に1台、新しいプリンターを買うことになります!
A4片面に換算すると、月間の印刷枚数は約10,000枚。
プリンターの耐用枚数が15万枚ですから、15ヶ月でプリンターの寿命が到来します。
それで本体価格は40,000円前後。
インクも年間で30,000円程度ですから、合計70,000円。
リースの37万円に比べたら5分の1以下の金額です。
では逆に、購入よりリースの方がお得になるのはどういう状況か?
印刷枚数が急激に増えて、月に50,000枚以上。
プリンターを年間5台以上、購入しなきゃいけない…
そんな状態になって、ようやくリースの方がお得!となります。
まとめ
世の中にはもっと安い金額でリース契約している方もいると思います。
またどうしても印刷スピードが速くないと業務に支障が…という方もいるでしょう。
超高性能な複合機に魅力を感じている方は、リース契約の方が無難です。
でもうちのような個人塾は…
1ヶ月の印刷枚数が10,000枚を超えることなど、ほとんどありません。
ですから、
1年に1台、プリンター購入で決まりです!
(追記:2022年9月4日)
記事中の「EPSON PX-5081F」ですが、購入から2年以上経過して大きなトラブルは1回だけ。無料保証期間中に修理できており、実費負担はありません。これから購入される方はEPSON製をオススメします。