(2020年7月の記事です)
緊急事態宣言の影響が中3の模擬試験にも…
先週、進学研究会よりFAXが届きました。
新型コロナウイルス感染予防と拡散防止のため、7月5日(日)開催の「都立・県立Vもぎ」につきましては、会場での開催を中止し、ご自宅もしくは塾内受験で対応させていただきます。
生徒様の安全を第一に考えての会場開催中止となりますので、何卒ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。
問題を塾に郵送してくれる、とのことですが…
申込方法や実施の詳細については、6月初旬のパンフレットで改めて案内が来るそうです。
さて「自宅受験」「塾内受験」をどう考えるか?
6月のVもぎも中止になっていますし、今年は模擬試験へのアプローチを慎重に検討しなくてはいけません。
Vもぎの目的
Vもぎの受験料は4,300円。
3回以上のまとめ申し込みでも1回あたり4,100円。
決して安い受験料ではありませんね。
受験するからには、しっかりと目的意識を持って臨みたいものです。
実力の確認
模擬試験を受験する最大の目的は「現時点での実力を知ること」
特に6月・7月のVもぎは1・2年生の内容しか出題されません。
これまでに勉強したことがしっかり身についているか?
忘れているところがないか?
普段の家庭学習や塾の授業では見えにくいことが、模擬試験を受けることでハッキリしてきます。
入試本番の雰囲気
Vもぎは高校や大学の校舎を試験会場にしていますので、将来受験する予定の私立高校で受けることもできます。
また試験時間は本番の入試と同じ。
厳しい時間制限の中で解く、という貴重な体験ができます。
教室内には他の中学校の生徒もたくさん居ますので、まさに入試本番と同じ雰囲気。
たまには緊張感MAXの状態で試験を受けるのもいいでしょう。
自宅・塾内受験への不安
そうなると6月のVもぎ…
通常の実施とは大きく状況が異なることになります。
自宅受験
よほど自分に厳しい人じゃないと、自宅での受験は難しいと思います。
キッチリ時間を計って、あらゆる誘惑をシャットダウンしなくてはいけませんから。
自宅の勉強部屋であれば辞書も参考書もありますよね。
ちょっと見ちゃったり、調べながら解いてしまったら…
本当の実力を知ることなんてできません。
塾内受験
〇進学院とか京〇学院のように、ひとつの校舎にたくさんある教室がある塾なら、塾内受験も可能でしょう。
Vもぎ専用の教室を設置すればいいわけですから。
これはちょっと羨ましい…
PHASEでは日曜日しか実施できません!
平日・土曜は小2から大学生まで、様々な学年の生徒がひとつの教室で勉強しています。
ほぼ途切れることなく、教える声が聞こえてくるような環境です。
模擬試験を実施するとしたら、中3だけを日曜に集めてやるしかないです。
受験料など細かい情報はまだ来ていませんが…
もし通常と同じ4,300円を支払って「自宅受験」「塾内受験」だとすると、ちょっとお高いかな…?という気がしてしまいます。
受験データの客観性・信頼性
生徒を信用していないわけではないですが。
「自宅受験」「塾内受験」だと、やっぱり何かコソコソやるんじゃないか?
という疑念が生じます。
「やろうと思えば不正もできる」
そんな状況で受けた試験の平均点・偏差値を、果たしてそのまま信用してもいいものか?
我々講師が必要とするのは「客観的なデータ」と「信頼性のあるデータ」です。
7月の成績表に関しては、設問ごとの正答率を過去のデータと比較してみる必要がありますね。