(2020年8月の記事です)
定期試験の数学で90点以上を取るのは至難のワザです。
教科書・ワークには載っていない難問が必ず出題されますからね。
あちこちの中学校の試験問題を見てみると…
最後の10点分は「満点を取らせないための問題」
学校の先生がアノ手コノ手で、100点を阻止する問題を作ってきます。
このような問題は集団指導塾の最上位クラスにいる生徒や、家庭教師でガンガン予習を進めている生徒にしか解けません。
そうなると…塾に通っていない生徒や補習塾に通っている生徒は、もう諦めるしかないのでしょうか?
いや、そんなことはありません!
定期試験の難問を解くための必殺技。
それが…
数学検定です!
数学検定の階級
数学検定は8級から1級まで。
準2級と準1級もありますので、全部で10階級。
中学生が最初に受けるとしたら「5級」からでしょう。
- 5級…小学5年~中学2年程度
- 4級…小学6年~中学3年程度
- 3級…中学卒業程度
学年ごとに分かれているわけではないので、試験範囲はけっこう広いです。
数学検定の内容
検定は各階級とも「1次」と「2次」があり、この2つを同じ日に受検します。
「1次」は計算技能を問う設問で、解答用紙には答えだけを記入。
「2次」は数理技能を問う設問。
数理技能とは、文章題や図形、統計資料を読みとる設問など、計算以外のほぼすべてが出題されます。
「2次」の解答用紙には答えだけでなく、途中の計算式や単位、図をかく欄もあり、最終的な答えが合っていなくても、途中経過が正しければ部分点がもらえます。
5級から3級までの検定時間・問題数・合格基準はすべて共通。
1次・2次ともに、8割程度の正解率を狙っていけば、バッチリ合格です!
定期試験の難問対策
で、数学検定がどのように定期試験に役立つのか?
実は定期試験の難問にソックリなのが…
2次の数理技能検定なんです!
「2次」の数理技能検定は、教科書やワークには載っていない思考力を問う出題ばかり!
「知識」や「計算能力」だけでは、得点できません。
また、理科や社会を題材にした問題が出題されることもあり…
与えられた表やグラフなど、資料の読みとる能力も問われます。
私立難関校対策
また数学検定は私立難関校の入試対策としても、大いに威力を発揮します。
千葉県だと渋谷幕張・市川・昭和秀英など。
C15渋谷教育学園幕張高等学校 2021年度用 5年間スーパー過去問 (声教の高校過去問シリーズ)
C 6市川高等学校 2021年度用 5年間スーパー過去問 (声教の高校過去問シリーズ)
C23昭和学院秀英高等学校 2021年度用 5年間スーパー過去問 (声教の高校過去問シリーズ)
偏差値65以上の高校では、教科書のレベルを超える難問がバシバシ出題されます!
上位校狙いの生徒は夏休みまでに中3の範囲を終えて、数検3級にチャレンジしましょう。
数学を勉強していく中で「公式」や「解き方」の丸暗記だけで乗り切れるのは中学生まで。
高校へ行くと「考え方」を身につけることがとても重要になってきます。
数学検定の勉強を取り入れることで、日頃から「考え方」を意識した姿勢を身につけて。
今から申し込める検定日は、10月25日です!