2020年4月15日です。
ゴールデンウィーク明けまで休校が延長になり、各中学校から学習の指示が出ています。
5月17日まで延長になりました
5教科それぞれのプリントを配布して「5月7日に提出!」という中学校もあれば、具体的な指示はなく「これ、手抜きか?」と思えるようなお知らせを出してきた中学校も…。
塾が休みになってしまった人、また元々塾に通っていない人を対象に、この1ヶ月間の過ごし方を考えます。
休校中の学習について
塾の近隣の中学校で、どのような課題が出ているかを調べました。
小中台中学校、朝日ヶ丘中学校では春休みの課題とは別に、教科ごとに冊子が配られ、自己採点までやるよう具体的な指示が出ています。
内容は前学年までの復習のみ。
難易度は学校ワークとほぼ同じなので、これなら家庭学習で進められそうです。
一方、教材は何も配布せず、具体的な指示もなかったのが稲毛中学校。
ここはある意味、予想通り。
昨年の初めにも「授業は成績優秀者に合わせて進める」と言い放った数学の先生がいたぐらいです。
中位~下位の生徒のことなど、ほとんど考えてくれてないんでしょう。
3年生に配られたお知らせの冒頭がこちら↓
休校が延長され、学習についての不安を持っている人も多いと思います。各教科の担当の先生から、休校中の学習のポイントやアドバイスをいただきました。参考にして計画的に学習に取り組んでください。
この下に教科ごとのポイントが記載されています。
国語
・春休みの課題
・文法や古典の復習
・教科書や新聞を読む
・漢字の練習
塾に通っている生徒や、塾が休みになっても自分で計画を立てて家庭学習ができる生徒は、これでいいと思います。
でも、文法や古典の復習を、独学でできますか?
なかなか難しいでしょう。
PHASEでも、感染リスクを考慮して家庭学習&オンライン質問に切り替えている生徒がいます。
塾のプリントと同時進行でやるなら…
オススメしている問題集がこちら。
漢字練習は、教科書巻末に「常用漢字表」が載ってますが…
やはり熟語で勉強しないと覚えられません。
社会
春休みの課題を終わらせましょう。第1回実力テストに向けて1・2年生の範囲を復習しましょう。
第1回実力テストは、5月19日(火)に予定されています。
で、1・2年生の復習を…と言われても、学校ワークはもう、ほとんど書き込んじゃってますよね。
教科書を読むだけじゃ試験対策になりませんし、やっぱりたくさん問題を解かないと…
数学
第1回実力テストに向けて1・2年生の内容を復習しましょう。教科書の章末問題やくり返し練習、まとめの問題はMath Navi Bookに答えが掲載されています。
啓林館の教科書、別冊のMath Navi Bookを見て答え合わせをしよう!
って言ってますけど、これ、途中式がほとんど書いてないんです。
わからない問題が、わからないままになる可能性が…。
ここは学校ワークと同じレベルの問題集を1冊、やっておいた方がいいと思います。
理科
春休みの課題を終わらせましょう。1・2年生の理科の復習をやりましょう。1・2年のワークでやっていない問題をやり、その他の問題も解き直しをやってみましょう。
もうトコトン、生徒任せですね。
「何をやるかは、みんな自由に考えて!」
「提出にしちゃうと、チェックが面倒なんだよね!」
ってことなんでしょうか?
生徒全員が、塾に通っていることを前提に授業を進める中学校の恐ろしさです。
市販の問題集を買うなら、薄すぎず厚すぎず。
英語
教科書に目を通して、Lesson1、Let’s Talk1の予習を進めておきましょう。また、第1回実力テストに向けて、1・2年生で学習した英単語の練習や英文法を復習しましょう。
まあ確かに、3年生のLesson1は受け身の文ですからね。
内容的には2年生のLesson8とほぼ同じ。
とは言うものの、2年生の授業が中途半端に終わっていることを考えると、「予習しとけ!」はちょっと強引な気がします。
英文法の復習も、教材の指示がなければキツイでしょう。
まとめ
稲毛中学校のように、具体的な指示や課題が出されていない中学校は全国にもたくさんあると思います。
この休校期間中に、確実に学力差は広がるでしょう。
PHASEでは教室での指導とオンラインによる質問対応で、勉強量が落ちないよう指示しています。
もし、皆さんの通う塾が休みになってしまっても、一定のペースで勉強を続けていく工夫が必要です。