8月・9月のVもぎは、自宅受験になりましたね。
誰でも簡単にカンニングができてしまうので、偏差値や志望校判定については、データの信頼性がかなり落ちてしまいます。
10月以降は、なんとか会場受験を復活させてほしいと、願うばかりです。
今後、全員が会場で受験することができて、真剣勝負の結果が出たら…
是非、成績表を隅々まで、細かく見てください!
成績表が返却されたら…
成績表が返却されると、「志望校判定」だけを見て…
「Sだ!これなら超余裕ぅ~!」
「Bかぁ。まぁ、まだイケんじゃん!」
「Dかよ… マジ?ヤバ…」
と、判定だけを見て終わりにしてしまう人が実に多いんです。
なぜか?
判定しか見ていない人は、Vもぎの成績をひとつの「結果」だと考えています。
「結果」が良いと喜び…
「結果」が良くないと落ち込んだり、焦ったり。
もう「終わってしまったこと」という認識なので、中身や内容を振り返ることもせず…
成績表を見て一喜一憂するだけで、そこから新たな行動が生まれることはありません。
このような人は、Vもぎを最大限、活用しているとは言えませんね。
成績表の正しい見方
Vもぎを上手に活用できている人や、成績上位の生徒は、Vもぎの成績を「結果」とは考えていません。
入試へ向けての「過程」のひとつと捉えています。
そして、成績表のどこを見ているか?
「正答率」です!
何%の受験生が正解しているか?
を表しているのが正答率。
大まかな目安ですが…
正答率50%以上の設問をすべて正解したら、偏差値50です。
そこから、正答率が低い設問(=難問)を正解するごとに、偏差値は上昇します。
正答率30%以上の設問をすべて正解できたら、だいたい偏差値は60前後…
正答率10%未満も設問でもバシバシ正解できているようなら、偏差値70以上です。
と、いうことは…
県立千葉や県立船橋を受験する人は、どんなに正答率が低い設問でも、果敢にチャレンジしなければいけません。
500点を目標にしないと、450点以上は取れませんからね。
でも、偏差値60の高校を目標とするのであれば、正答率10%前後の設問は解かなくてもいいわけです。
みんなできないので、解けなくても合否に影響しません。
賢い受験生は、自分が正解しなければいけない設問がどれか?を常に意識しています。
それと同時に、解けなくてもいい設問、手を出さない設問を自分なりに選んでいるのです。
満点を狙う生徒は、上位のほんのごく一部。
多くの受験生は、自分の志望校のレベルをしっかりと把握して、目標の点数に近づくことを考えればいいのです。
Vもぎの解き直し
国語
リスニングはどうやっても復習できませんので、まあいいとして…
漢字の読み書きは、完璧に!
自信のない人は、市販の問題集で対策を立てましょう。
また古文は、現代語訳と一文ずつ、照らし合わせながら。
文脈を正しく読み取る訓練を。
古文 完全攻略63選 【入試頻出問題厳選】 (高校入試特訓シリーズ)
数学
大問1は計算問題なので、ミスは許されません。
多少、時間がかかっても、満点を目指しましょう。
危険なのは大問2
ここでは「総合力」が問われます。
正答率30%以上の設問がほとんどなので、解き方を覚えること。
また、過去問集で出題パターンを確認するのも有効です。
英語
みなさんは英和辞典、使ってますか?
Vもぎに出題された単語すべて、意味・発音・アクセントを調べましょう。
英語力=語彙力です。
理科
数学ほどではないですが、理科も時々、超難問が出題されています。
解き直しをする前に、必ず正答率の確認を。
苦手な単元を見つけて、集中的に復習しましょう。
社会
範囲が決まっている定期試験と違い、Vもぎや入試問題は、何が飛び出すかわかりません。
断片的な知識ではなく、日頃からつながりを意識した学習を心掛けること。
地理でも歴史でも、出題された範囲の前後も含めて、重要語句のチェックです。