「覚えられません」
そんな風に言うと…
「なにっ! 暗記は気合いだ! 根性だ!」
「やる気がないから覚えられないんだ!」
「言い訳するな!」
と、厳し~ぃお説教をされたもんです…昔はね。
もしかしたら今でもそんな感じの、パワハラちっくな先生がいるかもしれません。
いたとしたら、かなり危険です…
中3生にとって理科・社会は、まだまだ覚えなければならないことだらけ。
つい弱気になって「覚えられません…」と漏らしてしまうこともあるでしょう。
ですが、ただ闇雲に頑張っても、それほどの成果は期待できません。
覚え方が適切な方法か?
このタイミングでチェックです
↓↓↓
「適切な方法か?」
暗記の方法が定まっていない、やり方がコロコロ変わる、という人はまず…
① 音読
② 暗唱
③ 視写
この3つを心掛けましょう。
音読
音読は教科に関係なく、必ず取り入れるべきです。
小学校の宿題でも、ほぼ毎日出されていたと思います…国語の教科書の音読。
音読をすることで文章の理解が深まる上、自分の耳で聴いているので、内容が頭に残りやすくなります。
学校の授業では教科書を開かないこともあるようなので、その日学習した内容を声に出して読んでみる。
1日10分程度の音読を、継続的に取り入れると良いでしょう。
また耳栓も効果的。
周囲の雑音がシャットアウトされて、より自分の声に集中できます。
暗唱
皆さんにとって最初の暗唱は何だったか、心当たりありますか?
「いやぁ、暗唱なんてやってないよ!」という人がいたら、いやいや…ちょっと待って!
やってます、全員。
「かけ算九九」です!
九九=はちじゅういち まで。
みんな言えるはずです。
だからできるんです、誰でも…暗唱。
意識してやっていないだけで、みんな経験者なわけですから、テーマを決めればできるんです。
中学生にとっては、英語の教科書を1ページ丸暗記とか。
音読との組み合わせになりますが、本文を和訳しつつ、すらすら言えるか?やってみましょう。
また高校に行くと、たいていどこの高校でも古文の暗唱をやることになります。
そう簡単には、暗唱から逃げられないのです…
視写
書写じゃありません、「視写」です。
似てるけど違います。
主に国語なんですが、これに関しては、やってない人も多いと思います。
文章の一部を「書き抜いて写すこと」です。
例えば、こんな感じです
↓↓↓
文学的文章の場合
「全文の中から、次のように思った文を、3文選んで視写しなさい」
・いいな
・上手だな
・感動した
・印象に残った
・作品で大切なところだ
・作文を書くときに真似したい
説明的文章の場合
「全文の中から、次のように思った文を、3文選んで視写しなさい」
・わかりやすい
・組み立てが見える
・要点を述べている
・自分が説明・発表するときに真似したい
視写することで一文一文を丁寧に読むことになります。
またその文を選んだ理由をまとめることで、主体的に読む力が身に付きます。
そして書いた内容が記憶に定着します。
これら3つ、「音読」「暗唱」「視写」を積極的に取り入れることで、暗記が今までより、少し楽しくなるかもしれません。
勉強は、「覚えられません…」「いや、覚えよう!」の繰り返しなのです。