個別指導塾 教室長の悩み《第2章》

個別指導塾

(2020年1月の記事です)

 

 

《第1章》でお伝えした教室長の悩みは…

  1. 給料が安い
  2. 勤務時間が長い
  3. ノルマがきつい

でしたが…今回は《第2章》です!

 

生徒が集まらない

生徒募集に関して…

テレビCMを流しているような大手の塾と、個人経営の塾とでは考え方が少々異なります。

 

大手 個別指導塾

私が以前勤めていた個別指導塾は全国に900以上の教室を展開、テレビCMもガンガン流してました。

知名度はありますから「新規開校!」のチラシを入れると大量の問い合わせが来ます。

少なくても60件。

多いときは100件以上、毎日電話が鳴りやまず…という状態が続きます。

 

有名な競合他社が近くになければ、50人以上の入塾は確実。

「なんだ…生徒募集なんて簡単じゃん!」と思ってしまいがちですが…

最初はいいんです、本当に最初だけ。

1年目だけは…

モノ珍しさで生徒が集まるんです。

 

大手の個別指導塾が苦戦するのは2年目以降。

丸1年も経てば、塾の評判はほぼ近隣に浸透します。

ママ友のネットワークは超強力。

「塾内がうるさい」

「説明がわかりにくい」

「成績が上がらない」

「先生がタバコ臭い」

などなど…

 

ほんの少しのミスでも、アッという間に信用失墜です。

通っていた生徒は辞めていき、新規の生徒も集まらない。

だんだんと先細りしていき、気が付くと閉校…

安定的に新規の生徒を獲得するには、常に最善を尽くさねばいけないのです。

 

個人塾

大手の塾と違い、個人塾は1年目から生徒が集まりません。

そりゃ当たり前です。

どこの誰がやってるのかもわからない塾です。

まず最初に持たれる印象が「なんか怪しい塾ができた…」

塾の前で立ち止まったり、チラチラ中を覗き込む人はいても、中に入ってくる人はいません。

 

それでも…

「他の塾と全く似ていない!」

「似ているところがひとつもない!」

という完全オリジナルな塾を作ると、1件また1件と問い合わせが来るようになります。

 

初めの生徒募集はとにかく苦戦するんですが、ほとんどの方が窓に備え付けのチラシを見て電話をしてきてくれます。

 

「募集の基本は折り込みチラシでしょ?」と思われている方が多いかもしれませんが、

実際には経費をかけた折り込みチラシからの問い合わせはほとんどありません。

これから塾を開業しようと考えている方…

力を入れるべきは新聞の折り込みチラシではなく「塾前のチラシ」です。

 

ただでさえ、いきなりできた怪しい塾です。

問い合わせをしてくれる方は皆さん、何日もかけて外から塾の様子をチェックしています。

 

入塾してくれれば、そこからはただひたすら生徒の成績を上げるのみ。

成績が上がっていけば、少しずつではありますが良い評判が広まっていきます。

弟さんや妹さん、同級生や先輩後輩、紹介で生徒が集まってくれるようになります。

ただこれだけ成績が上がるのは、

「1日最長7時間」

「日曜以外 毎日通える」

というPHASEのシステムで勉強しているからです。

 

生徒がなかなか集まらないからと言って「塾アドバイザー」や「塾コンサルタント」に頼ってはいけません。

「生徒の成績を上げること」にすべての資源を集中すべきです。

 

教室長の悩み…

続きは《第3章》で!

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