「私は絶対、〇〇高校に行きたい!」
「もうちょっと頑張れば、△△高校に行けるかな…?」
冬休みを目前にして、志望校選びが本格化する時期です。
志望校を決めよう!
中3生にとってはVもぎの判定を見つめながら、期待と不安が日ごとに入れ替わります。
自分の行きたい高校・第一志望に合格する、これが一番ハッピーですね。
一方で、本音では行きたい高校があるけれど、もし前期・後期、両方不合格だったら?
私立に行くことになるのはちょっと…
だったらレベルを落として、安全・確実な高校を受けようか…
そう考えるのも、よくわかります。
どちらが正解、ということはありません。
自分で納得して、悔いのない受験をすればいいのです。
でも、忘れてはいけないことがもうひとつ!
「高校3年間、楽しめるか?」
あなたにとって、「楽しい高校かどうか」です。
受験が終われば勉強から解放されて、夢のような高校生活が始まる!
部活を頑張りたい、バイトもしてみたい。
期待ばかりがふくらむかもしれませんが、ちょっと待ってください。
そもそも高校って、何をするところ?
毎日必死で勉強している中3生に敢えて言いますけど、
高校は「勉強するところ」です!
授業を受けて、勉強して、試験を受けて、単位を取って。
やるべきことは「勉強」なんです。
今、頑張っている勉強生活が、よりハイレベルになって、少なくともあと3年間は続くわけです。
それ、わかってますか?
勉強に前向きじゃない生徒の考えとしては、就職するにしても進学するにしても、だいたい「高卒以上」が基準になってるから、とりあえず高校だけは卒業しとくか…
そんな感じかもしれません。
でもやっぱり、最低限の勉強をしなければならないことに、変わりはないのです。
3年間楽しく、充実した高校生活を送るためには、どの高校に行くかは非常に重要です。
今、仮に模試の判定がCかDだとして…
これからの頑張り次第では合格できるかもしれません。
でも、たぶん合格最低点ギリギリでしょう。
合格したとしても、周りは自分より実力上位の人ばかり。
1学期の中間試験から、早速ビリ争い、になってしまうかもしれません。
日頃の授業も、学年下位の生徒に合わせてくれる、なんてことはあるはずもなく、だいたい真ん中よりちょっと上ぐらいの生徒に合わせたレベルになります。
授業が理解できない。
暗記が追い付かない。
周りが頭のいい人ばかりに見える。
そんな状態では
「楽しい高校生活」にはなりません。
ギリギリで入学して4月から頑張り続けて、学年中位・上位に行くことも可能ではあります。
でも、余程の努力をしないと、上へは行けないでしょう。
「安全策でレベルを落とせ!」と言っているのではありません。
チャレンジして、より上のレベルを目指すことは、とても意義のあることです。
ただ、本当に覚悟して行かないと、成績下位で苦しみ続ける高校生活になってしまいます。
実力相応の高校に行った方が、より充実した楽しい高校生活になるかもしれません。
あなたにとって「楽しい高校」はどこなのか?
入学後の生活もイメージして、じっくり考えてみましょう。