勉強中のイヤホン使用 音楽を聴きながら暗記できますか?

高校受験

千葉県の公立高入試では英語だけでなく国語でもリスニングがあります

そのため12月からは、教室内でイヤホンを使用する機会が多くなります。

また、高校生は映像授業で学習することもありますので、気が付くと教室内…

「みんなイヤホン装着中!」という状況に。

 

塾の決まりとして、周りに迷惑をかける行為は絶対禁止です。

でも、周りに迷惑をかけないのであれば特に厳しい制限は設けていません

ですから、休憩中に音楽を聴くことも自由ですし、やろうと思えば、イヤホンで音楽等を聴きながら勉強することもできます。

 

そこで、音楽を聴きながらの勉強について、賛否があるわけですが…

私は自分で経験して判断するしかない。と思っています。

 

昔の塾では…

「音楽を聴きながら?」

「ふざけるな!」

「お前、やる気あるのか?」

「言うこと聞けないなら辞めろ!」

これが普通でした。

 

昔の先生方は、音楽を聴きながらでは絶対に暗記できないということを頭ごなしに生徒に押し付け、従わせようとしていたのです。

でも、そうは言ってもやっぱりイヤホン付けたいわけですよ、中学生は。

そこで私もやりました。

夜、自宅で音楽を聴きながら。

結果は、一日で判明。

先生の言う通り、全く頭に入って来ない。

何も暗記できていなかったのです。

「ダメだこりゃ!」となって、それ以来、音楽を聴きながらの勉強はしていません。

 

今では、講師の立場から

「○○しろ!」

「○○はダメ!」

と言うと、すぐにハラスメントだの、人権だの、個人の自由だの…となる時代です。

周りに迷惑をかける行為ではない以上、イヤホンをするか、しないかは一人ひとりの判断に任せています。

 

生徒の様子を黙って見ていると、やっぱり最初はみんなイヤホン付けます。

「イヤホンしながらの方が、何かカッコいい!」

「音楽聴きながら勉強できてる俺、けっこうイケてる!」

といった感覚でしょうか。

わかります、私もそうでしたから。

 

でも、日にちが経つにつれ、一人、また一人と、イヤホンをしなくなります。

覚えられないことに気付くんでしょう。

「イヤホンするな!」と大人に言われて渋々外すよりも、自分で経験して、判断すれば納得もできます。

 

成績から見ると、すぐに自分からイヤホン使用を止めるのはだいたい偏差値60以上の生徒です。

偏差値50台かそれ以下だと、イヤホンを付けたり付けなかったり。

止めたかな?と思ったらまた使い始めたり。

たぶん覚えられているか」「記憶が定着しているかの判断を自分自身で下せるのがおよそ偏差値60のラインなのかな?と思います。

そもそも、模試や入試ではイヤホンなんて使えないわけですから、普段から入試と同じ状況を想定して勉強する。

多少の雑音、生活音には影響されないよう訓練しておく。

当たり前のことなんですが、これを偏差値60未満の生徒に話しても、ほとんど響きません。

「カッコいい!」

という感覚が上回っているのか、それともある種の依存症か。

 

覚えているかどうかのチェックを自分で出来ること、入試本番を想定した準備が出来ること、そして年長者の意見に耳を傾けられること、全てを含めて、その生徒の実力なのです。

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