(2019年12月の記事です)
千葉県公立高校入試 国語の大問8は…
「200字作文」です!
「作文? いや無理です…」
「時間ないじゃん!」
「何書いたらいいか、わかんないし…」
いろいろと悲鳴が聞こえてきそうですが…
これを読み始めたあなたなら、きっと大丈夫!
今からでも間に合います。
対策を立てましょう!
ではまず…
原稿用紙の使い方
解答用紙の左側が原稿用紙と同じフォーマットになっています。
Vもぎを受けたことのある人、過去問を解いたことのある人なら、もう見慣れてますよね。
縦20字×10行です。
原稿用紙に記入する際の注意点は…
① 文の冒頭・段落の頭は一文字分、空けること。
② 句読点は一文字分、使うこと。行の最後のマス目に来た場合は、文字と一緒に。
③ 文体を統一すること。「だ・である調」で。
点数のつけ方
これは…わかりません!
公表されてませんので。
高校ごと年度ごとに異なる可能性もあります。
ただVもぎの採点基準を参考にすると…
「字数による条件」と「内容での条件」によって基礎得点を決定し、そこから文脈・展開・構成・記述の誤りなどによって減点を行う、とあります。
「減点法」です!
字数については150字以下だと減点。
また100字以下だと更に減点されます。
採点項目
問題の指示は、ゆっくり落ち着いて読みましょう。
① 二段落構成とし、十行以内で書くこと。
段落がひとつだけとか、段落が3つ以上あるとか、指示に従っていないと減点です。
はみ出したり、矢印で追加したり、欄外に書くと採点除外になる可能性があります。
② 前段では資料から読み取ったことを書くこと。
資料が2つある場合、その両方について記述する必要があります。
文字数の制限あるので、それぞれをできるだけ簡潔に。
どちらか一方だけの記述しかない場合、減点です。
③ 後段では前段の内容をふまえて、あなたの意見を根拠も含めて書くこと。
テーマに対して賛成か反対か?
どの意見に賛成するのか?
自分の主張を明確にすること。
理由・根拠も忘れずに。
文末は「~と思う。」「~と考える。」
また自分の体験・見聞したことを含めるのも必須です。
書き方の対策
200字作文で一番、苦しいのは「時間がないこと」です。
リスニングから始まり、大問6を終えた時点で残り10分ちょっと…
そんな感じだと思います。
大問7は古文なので、速攻で古文を解いて作文に進むか?
思い切って古文はパスして、作文に取り掛かるか?
ここはその場の判断力が問われます。
作文の出題形式は毎年、ほぼ固定されています。
何が飛び出すかわからない古文を攻めるより、作文での得点を目指す方が賢明でしょう。
今から練習を始めるという人は、過去問やVもぎを数多く解くことで「書き方のパターン」を決めてしまうことです。
前段・後段の型、記述の流れを決めて、その型にはめるように日頃から練習するのです。
また作文の配点は12点。
「完璧な答案を書こう!」などとは思わず、部分点でもいいから確実に得点を積み重ねることを意識しましょう。
練習すれば、必ず書けるようになります!