6月下旬になると、急に増えますよね…
「塾のチラシです!」
「夏期講習!!」
「夏の特訓!!」
「勝負の夏!!」
などなど、派手な謳い文句が踊ってます。
大手進学塾の広告宣伝費
駅前の大手進学塾は、莫大な資金をもとに、毎週のようにチラシを入れてきますが…
B4版で両面カラーのチラシ。
アレ、いくらかかるか、知ってますか?
1枚あたり
約5.6円です!
その中身は、全国紙とちいき新聞によって、ちょっと違いがありまして…
読売新聞や朝日新聞のような全国紙の場合、印刷費用と折り込み料金は一括で請求されます。
10,000部入れると、1枚あたり約6.4円。
これに対し、フリーペーパーのちいき新聞の場合は、まず印刷会社に印刷だけ依頼します。
これが1枚あたり2.1円。
そこに、ちいき新聞の折り込み料金が1枚あたり2.7円。
合算すると、4.8円になります。
全国紙とちいき新聞、平均するとだいたい1枚あたり5.6円、となるわけです。
何十教室も展開しているような大手の塾だと、1回の折り込みで5万部以上は入れてきます。
それだけで広告宣伝費:28万円。
夏休みに入るまで、4週連続で入れるでしょうから、トータルでは100万円以上。
なんて大胆な物量作戦…
塾の授業料には、このような広告宣伝費も含まれているわけです。
「数」で勝負をしようとすると、小規模な個人塾では、全く太刀打ちできません。
チラシの効果
大量にチラシを入れて、どれくらいの問い合わせが来るか?なんですが…
私の経験上、大手の集団指導塾だと、20~30件は来ます。
夏期講習の前だと、50件を超えることも珍しくありません。
千葉だと〇進学院とか、京〇学院とか…
歴史も知名度もあって、合格実績が抜群であれば、チョコっとチラシを入れるだけで、すぐ満員になります。
必死になって宣伝活動をする必要がない…
とてもいいことですね。
ところが個人塾は、そんな簡単にはいきません!
PHASEでは1回のチラシで8,000部~10,000部、入れてますが…
問い合わせは1件、あるかどうか。
塾を開いて4年目ですが、入塾する生徒の9割は、塾生の紹介です。
「チラシを見て来ました!」という人は、ほんの数人。
もはや、チラシを入れる目的は「生徒を集めるため」ではなく「塾の名前を知ってもらうため」になっています。
それくらい、チラシの効果は薄いんです。
ところが最近、新しい広告を導入したところ、大きな変化が…
Google広告 驚異的な反響
始めてみました「Google広告」
塾の半径2km以内にいる人のスマホやPCに、自動的に塾の情報が出る仕組みです。
ちょっとコレ、凄いですよ!
最初の2週間で、早くも問い合わせが3件。
広告費としては、まだ15,000円です。
クリックごとに課金されるので、こちらは何回クリックされているか、手に取るようにわかります。
塾のホームページが、どれだけの人に見られているか?
毎日チェックできるのは非常に便利です。
折り込みチラシだと、いったい何人の人が見てくれてるのか、サッパリわかりませんから…
「反響」という点では、Google広告、効果絶大です!
もちろん、紙媒体のチラシを否定するつもりはありません。
私も開業当初は、自分の足でポスティングしまくってました。
でも、Google広告と比較すると、費用対効果の差がありすぎます!
これからはスマホ経由の宣伝、ネット集客が必須のようです。