優秀な先生は、できない子の気持ちがわからない?

個別指導塾

「頭のいい先生の教え方って、

どうなんですか?」

 

「できない子の気持ち、

わからないんじゃないですか?」

 

以前、個別指導塾の

教室責任者をしていた時、

学年順位がかなり下、と言うか、

ほとんど最下位の生徒の

親御さんから言われたことです。

 

その時の私の答えは、

「優秀な先生ほど教え方は上手ですし、

お子さんの気持ちも真剣に考えています」

 

親御さんからすると、

「優秀な先生は勉強で苦労していない」

「小さい頃から失敗をしていない」

だから、

「できない子の苦しみがわからない」

というご意見のようです。

 

失礼を承知で申し上げれば、

このような親御さんはご自身も勉強での

成功体験がほとんどないため、

高学歴の先生に対して、ある種の敵対心、

嫉妬心をお持ちなのかもしれません。

「どうせ、うちの子の気持ち

(=と言うか私の気持ち)

なんてわからないでしょ!」

と言わんばかりに。

 

当時、塾には十数名の先生がいましたが、

全員が国公立、早慶上、

MARCH以上の学生でして…

パッと見、

みんな賢そうなルックスなわけです。

「信用できないなら他の塾へ

行ってくれてもいいのに…」

と思いながらも、お相手は塾に

興味を持っていただいた方です。

じっくり丁寧に、親御さんの誤解を

解いていかなければなりません。

 

まず、優秀な先生は、

本当に教え方が上手いのか?

誰しも、初めから良い教え方が

できるわけではありません。

教えた経験が全くない新人先生の場合…

いくら偏差値70超の大学の学生と言えど、

教え方に関してはほとんど素人です。

自己満足で暴走しがち。

当たり前です、

教えた経験がないわけですから。

 

でも、実際に授業を担当し、

研修・指導を継続していくと、

半年経ったあたりで変化が見られます。

明らかに、生徒を惹きつける説明が

できるようになるのです。

先生としての自覚を持って、

教え方に対する研究を重ね、

反省を繰り返しているためです。

優秀な先生ほど、

日々自分の教え方を振り返り、

ベテランの技を積極的に取り入れ、

より良い教え方を追求する傾向にあります。

また、勉強で苦労していないか?

と言うと、

決してそんなことはありません。

優秀な先生ほど、テストでの失敗や

「できない」という経験を何度もしています。

 

できない…

解けない…

どうしよう?

考えよう!

教わろう!

ん、ちょっとできた!

他の問題は?

同じかな?

ちょっと違うな…

でも似てるぞ…

あ、解けた!

できるじゃん!

 

こうした試行錯誤を幾度となく繰り返して、

難関大の入試を突破しているわけです。

「わからない」「できない」という経験、

それを克服して、今があるわけです。

 

とは言え、教える先生も、

教わる生徒も人間ですから、

相性はあります。

いくら教え方が上手でも、

何となくちょっと合わない…

ということは当然あるわけで、

そうした時は先生の変更を

お願いすべきです。

なかなか成績が上がらないお子さんは、

まず、先生探しから

始めてみてはいかがでしょう。

PAGE TOP