学校ワークの進め方と正しい勉強法

高校受験

(2020年3月の記事です)

 

学校が休校となったことで、予想通り宿題が出ましたね。

それも毎度おなじみの無茶振りで、なかなか強烈です。

もしかしたら普段の定期試験前より酷いかもしれません。

 

何がそんなに酷いか?と言いますと…

授業で教えてないところ全部やってこい!

だそうです。

3月にやるはずだった授業が全部なくなってしまったので、

授業でやるはずだったところのワーク全部やってこい!

 

いくらなんでも、そりゃないですよね…

 

幸いPHASEは少人数の個別指導ですので、学校で習ってないところでも一人ひとりに教えることができます。

でも塾に通ってない生徒にとっては何もわからず…本当に苦痛だと思いますよ。

 

学校はワークを配って「やってこい!」と言うだけで…

ワークの進め方に関しては何も指導してくれてないんですよね。

 

そこで今回は学校ワークの進め方正しい勉強法について考えていこうと思います。

 

学校ワークの構成

まずはワークの中身から。

教科によって解説の量やレイアウトなど多少の違いがありますので、数学のワーク(啓林館準拠)を例に…

A問題

出版社によっては「基礎」「基本問題」となっていることもあります。

章の初め、左上に説明が載っていて、そのすぐ下にA問題が続きます。

 

だいたい教科書の例題と同じレベルです

数学が苦手という生徒でも、このA問題は解けるようになっておきたいですね。

このA問題を自力で解くことができれば、定期試験では平均点は取れるでしょう。

 

B問題

「標準問題」「練習問題」に相当します。

教科書の「章末問題」とだいたい同レベルです。

計算では小数・分数が入っていたり、ページの右下には文章題が入っていたりと、A問題よりは少しレベルが上がります。

塾の教材として使っているプリントも、ほとんどがこのB問題と同じレベルです。

定期試験で80点以上、通知表の評価で確実に「4」以上を狙う生徒にとっては絶対に外せない問題です。

 

C問題・研究問題

公立高校の過去問が中心です。

それも正答率が10%以下の超難問も含まれています。

サラッと解けるのはクラスで2~3人でしょう。

集団指導塾で最上位クラスにいるような生徒でないと、説明しても理解できない…

そんな難問も大量に含まれています。

ほとんどの生徒にとっては「全然わかんないから、答え写して終わり!」となります。

 

「研究問題」に至っては数学の原理原則を追究するような、非常に奥深い内容になってまして…

9割以上の生徒は全く理解できないので意味なしです。

こんな難しい問題を入れるくらいならA問題の量を2倍にすりゃいいのに…と思ったりもします。

 

学校ワークの進め方

では学校のワークはどのように進めたら良いのか?

正解はコチラ↓↓↓

コピーをとる

いきなり書き込んではいけません!

取り組む範囲が決まったら、まずコピーをとります。

同じページを2~3枚、心配なら4~5枚でもOK。

同じ問題を繰り返し解けるように、この段階は仕込みです。

 

ワークに書き込む

コピーをとったら、答えを見ながらどんどん解答欄を埋めていきます。

解けるか?解けないか?は意識する必要はありません。

先に答えを書きこんでしまい、提出できるワークを作る!

C問題に時間をかけるなんて、そんな意味ないことはしないように。

学校の先生は「書き込んだか?」「書き込んでないか?」しか見てません。

内容が全く理解できてなくても、ちょっと見栄えが綺麗なら高評価になります。

「ワーク提出は作業!」と割り切って、速攻で終わらせるのが得策です。

 

コピーした問題を解く

そしてここからが本当の勉強です。

最初にコピーをとっておいた問題を繰り返し解きます。

2回目以降は時間を計ってもいいでしょう。

より速く、より正確に

A問題・B問題をミスなく解けるようになったら、C問題へ進むもよし、塾の教材へ進むもよし。

コピーもとらずにいきなり書き込んでB問題あたりで「わからないぃ~」となって、提出期限に間に合わない。

これは最悪です…

正しい勉強法

A問題で所々ミスがあり、B問題の出来も半分くらい…

それなのに「C問題がわかりません!」「研究問題を教えてください!」という生徒がいます。

基礎を疎かにして、難問ばかりに目が行ってしまう…

残念ですが、成績が伸びない典型です。

 

勉強を進める上で最も大切なのは己を知ること。

今自分が取り組まなければいけない問題は何か?

どのレベルの問題を解けるようになれば良いのか?

自分のレベルに合った問題を選んでり返し大量に解くことが、成績アップのための必勝法です。

 

自分にとって「簡単すぎる問題」「難しすぎる問題」は、やっても意味がありません。

答えを写して一瞬で終わらせればいいのです。

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