2020年4月8日。
午前0時に緊急事態宣言が発令されました。
初日は何が起こるのか、何が変わるのか、全くわかりません。
通常より2時間早く塾に到着して、まずは情報収集。
緊急事態の街の様子
午前中から人通りが少ないな…とは感じていました。
明らかに街の空気が変わったのは「千葉市からの緊急情報」が出たときです。
スマホアプリYAHOO防災速報で、コレ↑が送られてきたのが午後1時。
生活の維持に必要な場合を除き、昼夜を問わず、みだりに自宅などから外出しないようお願いします。
この一文、かなりのインパクトがあったようです。
午後1時以降、パッタリと人影が消えました。
車道は片側2車線の、比較的広い県道です。
車は普段通りに走っていますが、歩道を歩く人がいません。
学校が休校になってから、なんだかんだ言って、子どもたちは昼間から走り回っていました。
それが今日は、小中学生の姿が一人も見当たらない…
気持ち悪いと言うか、ちょっと異様な光景でしたね。
臨時休校
閑散とした状態から1時間経ち、2時になっても生徒は来ません。
いつもなら開校時刻の12時には生徒が集まって、鉛筆を走らせる音が教室に響いているのに…
「やっぱり、今日は外出する雰囲気じゃないんだな。」と感じ、午後2時の時点で塾の休校を決めました。
ここで役に立ったのは
「LINE公式アカウント」
生徒・保護者、全員に一発で情報を発信できます。
休校を伝えた後も、大きな混乱はありませんでした。
その後、PHASEオリジナルの演習プリントを取りに来てくださる保護者の方が次から次へと…
急な決定となってしまって、本当に申し訳なく思っています。
PHASEでは冊子の教材は配布しておらず、ほとんどが演習プリントと、私が即興で作る問題で勉強するスタイルなので、プリントがないと何も始まらないんですね。
今日は、自宅学習に変更です。
このような形で臨時休校するのは2019年10月13日の台風直撃以来。
LINEのように、瞬時に多くの人と情報を共有できるシステムは、緊急時とても助かります。
授業形態の再考
県や市から休業要請が来ているわけでもありませんし、そもそも千葉県は休業要請しない…という報道もあります。
PHASEとしては、感染防止対策を強化した上で、平常通りの指導を継続する予定でした。
しかし、今日の街の様子を見る限り、「しばらくは塾に行くような雰囲気じゃない」ことは明らかです。
3月から準備していたオンライン授業を、本格的に導入すべき時期です。
ツールとして検討していたのは「Zoom」「Skype」「LINE」の3つ。
初めは「Skype」で、と思っていましたが、最近は「Zoom」の方が使いやすいという意見が…。
でもその後「Zoom」はセキュリティ上の問題があるとかで、アメリカで使用自粛になりました。
全てを試してみた結果、現状一番導入しやすいのは「LINE」のグループビデオ通話だと思います。
PCなら同時に16人まで表示できますので、PHASEのような小規模塾ならこれで十分。
明日以降は「LINE」を使ったオンライン授業が中心になる予定です。
学校が5月まで休校になり、生徒たちは主要な学習環境を奪われています。
塾としては、世間の倫理観や道徳観と相対しながら、生徒たちの学力向上を後押しし続けなければいけません。