塾への要望 お応えできない5つの事例

個別指導塾

(2020年3月の記事です)

 

 

2月から3月にかけては新規入塾のお問い合わせが増えます。

また学年末の面談もありますので、塾生のお母様とお話する機会も多くなります。

 

そんな中、様々なご要望をいただきますが…

塾としてお応えできないこと…

けっこうあります。

 

代表的な事例をご紹介しますので、こんな感じのこと…

塾に言ってこないでください!

うちの子、やる気がないんです。

私は特殊な能力者じゃないので人の心を操ることはできません。

やる気になるか、ならないかはお子さん自身の問題です。

塾がどうこうできるものではありません。

時々勘違いしている方がいらっしゃいますが…

「塾に通わせればやる気になる。」

塾の先生がやる気にさせてくれる

そんなことはあり得ません。

 

その昔…

やる気に、させます!とテレビCMで豪語していた家庭教師センターがありましたが、いつの間にか消滅しましたね…。

やる気になるのは家庭教師の先生に教えてもらっているその瞬間だけです

先生がいなければ、やる気はゼロに戻ります。

 

「やる気」というのは自分の心の奥底から湧き上がるものです。

そしてその「やる気」を生み出すのは、紛れもなく家庭環境です。

 

やる気のある子に導くか、やる気のない子を許してしまうか、すべては親御さん次第。

お子さんのやる気がないとしたら、その原因はすべて家庭環境にあります。

いつも、スマホを触ってます。

はい…買い与えたからです。

「スマホは高校生になってから!」と厳格に決めている家庭もあれば「時間を決めて、夜は親が没収!」という家庭もあります。

お子さんに言われるがままにスマホを買い与えて、ルールも決めずに使い放題にしている…

だからずぅ~っとスマホを触ってるんです。

 

一時期、塾でもスマホの使用を制限しようか?

と考えたこともありましたが、やめました!

 

ご家庭でルールを決められている生徒は塾でも節度を守ってスマホを使いますし、ルールを決められていない生徒は塾でもコソコソやってます。

塾でルールを決めても無駄です。

 

いつもスマホを触っている…

その原因はすべて家庭環境にあります。

家だと勉強しないんです。

生徒が家で何をしていようが私にはコントロールできません

 

家の中での過ごし方まで私は監視できません。

 

家で勉強しないのは家で勉強する必要性を感じていないから

それか家で勉強しなくても何も困らないからです。

 

どちらにしても家で勉強しなくていいという環境が出来上がっているためです。

そんな環境を作っているのは…どなたでしょう?

 

家だと勉強しない…

その原因はすべて家庭環境にあります。

うちの子、引っ込み思案なんです。

一生引っ込んでるつもりですか?

 

「自分からは声を出せないので、どうか先生から声をかけてください。」

「は…?」

 

私は生徒のお手伝いさんでもなければ、お世話係でもありません。

困っているなら助けます、全力で。

 

でも困っていることを私に伝えてくれなければ私は何もできません

 

「周りの人から声をかけてもらわなければ動けない…」となると、

呼び出しベルのない飲食店に入ったら、店員さんが気付いてくれるまで、ずぅ~っと待ち続けることになります。

で述べましたが、自分から動けない生徒は将来、様々な困難にぶつかります。

 

お子さんが引っ込み思案…

その原因はすべて家庭環境にあります。

親の言うことを聞きません。

そんなもんです

中学生や高校生で、特に男子…

親の言うことをハイハイ聞いてるとしたら、ちょっとヘンです。

 

人様のバイクで走り出したくなったり、誰にも縛られたくなかったり、そういう年頃です。

言うことを聞く or 聞かないと、勉強する or しないは別の問題です。

 

お子さんが勉強しないことで親子関係が悪化しているとしたら、その原因は家庭環境にあります。

まとめ 塾で出来ること

塾で出来ることは成績を上げる

ただそれだけです。

 

そして成績が上がるのは、塾の指導方針に従って塾からの課題に本気で取り組んだ生徒だけです

塾にあまりたくさんのことを期待しないでください。

そして家庭で解決すべきことを、塾に丸投げしないでください。

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