
1ページノートって、知ってますか?
小中学生は、みんな知ってますよね。
毎日、宿題として出てますから。
でも…

1ページノートって、意味あるの?

1ページノートで、学力は上がるの?
と思ってる小中学生も多いはず。
お答えしましょう。

1ページノートで、学力は向上しません!
1ページノートとは?
そもそも「1ページノートって、何?」という方のために…
1ページノートとは、小学生・中学生に毎日出される宿題です。
すべての学校で実施されているわけではなく、やるかやらないかは学校判断、というか校長判断。
専用の大学ノートを1冊用意して、1日1ページ、自ら取り組んだ学習内容を書き込んでいく…というもの。
教科は自由、「何をやるか?」も基本的に自由です。
1ページノートの目的
大丈夫ですか?
この時点で、もう気分悪くなってる人…いませんか?(笑)
私が初めて、この「1ページノート」の存在を知ったときは、気分が悪い…
と言うより、軽く怒りを感じましたね。

何でもいいって…
どういうこと?
具体的な指示はなく、生徒・保護者に丸投げ。
とりあえず1ページ、何か書いて埋めればOK。
提出すると、その日のうちに返却はされますが…
日付と先生のハンコが押してあるだけで、添削も訂正もされてません。

そんなの、意味ないじゃん!
と思ってしまったんですが、学校側が提唱する「1ページノートの目的」はこうです。
- 毎日、机に向かう習慣を身に付ける。
- 自ら学習に取り組む自主性を養う。
- 課題の発見し、問題解決力を高める。
で、小中学生の本音はどうか?
- ネタを探すのが面倒。
- 余白を作れないのが苦痛。
- ノートを埋めるだけなんて、ただの作業。
と言うわけで、私が見る限り、1ページノートを楽しみながら取り組んでいる生徒は一人もいません。

どうせ先生…
内容まで見てないもんね!
というのが、中学生にはバレバレだからです。
1ページノート攻略法
そうは言っても、やらなきゃやらないで、通知表の評価をガッツリ下げられます。
「関心・意欲・態度」の項目がBになったり、Cになったりするかもしれません。
もうこうなったら、嫌々でもやるしかないんです!
ネタとしてオススメするのは…
小学校高学年向けですが、中学生でも十分使えます。
登場人物は60人以上。
人物一人について、見開き1ページで紹介。
絵・地図・写真もたくさん掲載されているので、 コピって貼ってもいいでしょう。
歴史上の人物一人を選べば、それだけで1ページノートは完成です。
普段、何気なく使っている言葉について、誕生した理由や歴史を解説しています。
「どんな場面で使われるか?」
具体的な事例をイラストで紹介。
言葉の面白さを発見し、言葉への関心を深めるのに最適です。
ネタが思い浮かばないときの定番。
「意味」「例」「解説」「似た意味の言葉」の順に…
四字熟語もことわざも、3つくらい選べばノートは1ページ埋まります。
中学生には、理科と社会の用語集。
教科書の太字、重要なキーワードについて…
自分で手を動かして書き写すことで、より理解が深まります。
まとめ
1ページノート、最大の問題点は…
「すべての教科を1冊のノートに書き込んでいること」です。
すべてがゴチャ混ぜ。
後から振り返っても、自分がいつ、何を書いたか?
サッパリわかりませんし、探し出せません。
改善策があるとすれば、ノートを5冊用意して…
月曜 … 国語
火曜 … 数学
水曜 … 英語
木曜 … 理科
金曜 … 社会
とすれば、教科ごとの積み重ねはできると思います。
ただ、生徒の負担と忘れ物が増えるだけですね。
「1ページノート」をやったところで、それは所詮やっつけ仕事。
学力は上がりませんし、時間的なロスが大きすぎ。
「なくなればいいのに…」と、生徒も私も、みんな思ってます。