教科書が配られただけで、授業内容や進度に関しては何も伝えられていない公民。
多くの中学校では例年、夏休み明けから授業が始まりますが…
今年は休校期間が長かったこともあり、不安に感じている中3生がたくさんいます。
「公民は夏から始めれば、入試に間に合うんでしょうか?」
ん~ 間に合うか、間に合わないかは…
あなた次第です!
公民の重要性
「そんな、無責任な…」
と言われそうですが、公民については人によって重要性が大きく異なります。
現在の成績ではなく、志望校の偏差値を基準に、A~Cの3つのグループに分けて考えましょう。
- 偏差値60以上 … Aグループ
- 偏差値50~60 … Bグループ
- 偏差値50未満 … Cグループ
【Aグループ】は、入試で限りなく満点を狙いたいですね。
公民の配点は30点前後ですが、すべての範囲を網羅する必要があります。
ですから、夏から…と言わず、今すぐにでも学習を開始すべきです。
学校の授業進度は無視して、自主的にガンガン予習を進められるようじゃないと、偏差値60は超えません。
【Bグループ】で社会が得意な人、社会を得点源にしたい人は、積極的に予習を進めていいと思います。
どの分野から攻めるかは、教科書の目次を見て。
興味が湧くところから取り組みましょう。
政治 → 国際 → 経済の順で勉強していく人が多いですが、6月から始めれば大丈夫、間に合います。
逆に社会が苦手な人や、どちらかと言うと理科を得点源に…と考えている人は、まず政治分野だけを固めましょう。
薄く広くやっても、中途半端になるだけで、得点力は身につきません。
【Cグループ】は、地理と歴史でどれだけ暗記が進んでいるか、確認を。
もし地理・歴史が不安だらけだとしたら、公民をやる余裕はありません。
入試までに間に合うか?間に合わないか?ではなく、「やらない」という決断も必要です。
公民のボリューム
地理と歴史は2年間かけてじっくり学習するのに対し、公民は3年生の約半年間しか学習期間がありません。
にも関わらず、教科書のページ数は
- 地理 … 295ページ
- 歴史 … 287ページ
- 公民 … 247ページ
公民だけ極端に少ない…なんてことはないんです!
学校の授業ペースに合わせるのは超危険。
毎年、冬休み明けに経済分野と国際分野のプリントを大量に配って「ハイ、おしまい!」とする学校がほとんどです。
公民の勉強法
じゃあ、どうやって勉強していけばいいのか?
日本国憲法や地方自治に関しては、小学6年で習ってはいますが…
いきなり教科書を読むのはオススメしません!
言葉の意味がわからなすぎて、一瞬で挫折します。
まず最初は
困ったときは、やっぱりドラえもんですよ!
勉強だとは思わずに、雰囲気だけでも感じ取れればOKです。
なんとなく全体像がつかめたら、そこでようやく教科書へ。
ただ読むだけではなく、太字のキーワードを
用語集で意味を調べながら進めましょう。
ひとつの単元を読み終えたら、そのままワークを開いて!
教科書・用語集・ワークの3点セットで、重要語句の暗記です。
覚えたことを確認するには
基本問題が充実した問題集で。
塾に通ってる人なら、その塾オリジナルの問題があるはずです。
公民はプリント形式で進める塾も多いので、先生に相談してみましょう。
家庭学習で問題量を増やしたいなら
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公民の注意点
ネットで公民の勉強法を調べると、やたら「時事問題」を気にしてる記事を見かけます。
「時事問題」に敏感になるために、新聞を読みましょう!
ってことなんですが、コレ、ほとんど新聞社が作ってる記事です。
新聞を購読してもらうための、巧妙な戦略。
も是非、お読みください。
中学生は新聞なんて読んでるヒマ、ありませんから!