(2019年12月の記事です)
2019年12月は1日・8日にVもぎが実施されます。
すでに夏からVもぎを受けていて、今回が3回目・4回目という人もいるでしょう。
成績表の判定に一喜一憂する気持ちはわかります。
でもより重要なのは成績表の裏面と、2枚目です!
D判定・E判定とは…
まずVもぎの判定の意味を見ていきましょう。
成績表には…
- S … 90%以上 余裕をもって合格
- A … 80%以上 安全圏内です
- B … 60%以上 合格圏内です
- C … 40%以上 合格射程圏内です
- D … 20%以上 努力が必要です
- E … 19%以下 かなりの努力が必要です
とあります。
ですから、D判定やE判定では、合格はかなり厳しい!と思ったほうがいいでしょう。
これが6月や7月であれば、まだ挽回のチャンスはあります。
でも12月になってD判定やE判定だと、志望校の変更…という話も出てきそうです。
そうは言っても、前から決めてた第一志望。
「簡単に諦めたくない!」という気持ちもわかります。
残りの時間はわずかですが「Vもぎの結果を、ここからの学習計画に活かしたい!」
成績表の見方を解説します。
成績表の裏面
裏面には受験生の正誤と、設問ごとの正答率が記載されています。
どの設問で間違えたのか?
またその設問がどのくらいの難易度なのか?
細かく分析する必要があります。
仮に間違えた設問が正答率5%以下の難問であった場合…
多くの受験生にとって、それは正解できなくてもほとんど影響がないことになります。
逆に正答率50%以上の設問は、半数の受験生が正解していることになりますので、確実に得点しなければなりません。
重要なことは設問ごとに正しく優先順位をつけること。
基本問題で、しっかりミスなく得点することです。
「すべての設問で得点しよう!」
「解答欄を全部埋めよう!」
などと考えるのは非常に危険です。
難問には初めから手を出さない、解かない勇気を持ちましょう。
成績表の2枚目
2枚目には受験生が記入した解答用紙がそのまま、〇×が付いて記載されています。
国語の作文は12点満点ですので、何点取れているかを確認。
コメント欄に不足している内容、修正すべき記述についてアドバイスがありますので、もしわからなければ塾の先生に添削をお願いしましょう。
また数学では作図と証明の確認を。
模範解答と異なるかき方でも、正解になる場合があります。
部分点しかもらえなかった場合は、何が足りなかったのか?
どのように補足すれば満点になったのか?
を細かく振り返りましょう。
判定のとらえ方
公立高入試まで、あと2ヶ月半です。
厳しめな判定が出てしまうと、どうしてもモチベーションが下がり気味になりますが…
Vもぎの判定や成績表は、あくまでも現時点での評価に過ぎません。
今、自分に足りないものは何か?
これから優先的に身に付けなければいけないことは何か?
どのような学習計画を立てるか?
それらの貴重な判断材料です。
D判定やE判定だからと言って、絶望してしまうには早すぎます!