(2019年12月の記事です)
「消しゴム忘れました」
「定規貸してください」
「シャーペン壊れました」
小学生の口からよく出てくる言葉ですが…
筆記用具が揃っていない子、多いですね。
(もちろん、中学生にもいますけど。)
筆箱は心の鏡
持ち物に対するこだわりがないと言うか…
まぁなければないで、何にも気にしてないのか。
「塾で貸してもらえばいいや」
といった安易な考えなんだと思います。
筆箱すら持たず、鞄からいきなり鉛筆と消しゴムを取り出す子もいたりして。
心構えが全くできてないんですね。
ハッキリ言っちゃいますが…
このような子は100%、成績下位です。
学年相応の理解もできておらず、かなり深刻な状況…
にもかかわらず、本人に危機感はありません。
塾としては必要な筆記用具は指示してあります。
学校用とは別に、塾専用の筆箱を用意するようにお願いもしてあります。
それでもやはり忘れる子は忘れますし、指示通りにできない子もいます。
出来るようになるまで、塾は繰り返し何度も何度も同じことを指示し続けます。
親の無関心
「うちの子は大丈夫!」
と思ってるお父さん、お母さん…
最近、お子さんの筆箱の中、見ました?
小学生だと鉛筆が短くなっていたり、消しゴムが極端に小さくなっていたり…
ということがよくあります。
翌日になって「あ、新しい鉛筆…」と気づくわけです。
筆記用具ぐらい準備できてるだろう…
ではなく、週に何回かはお子さんの筆箱をチェックしていただきたいのです。
塾の講師は生徒の筆箱の中を見ることで、どれくらいのやる気を持って塾に来ているか?を見ています。
またご家庭で親御さんがどの程度勉強に関わっているか、お子さんのことをどれくらい気にしているか?も、筆箱の中を見ればだいたい想像できます。
鉛筆、消しゴム、赤ペン、定規。
この4点が揃っていれば、まず困ることはないと思います。
図形問題に取り組むなら、蛍光ペンは2~3色あれば十分です。
三角定規とコンパス、分度器まで入っていれば完璧です。
蛍光ペンや色ペンをやたら何色も…
「文房具店ですか?」というほど大量に持ち歩いている子もいますが、多すぎるのも問題です。
ノートやプリントをカラフルに色塗りしてきらびやかにしたことで、覚えたつもり・理解したつもりになっている。
自分が作った自分だけの綺麗なノートに酔ってしまっている…
女子に多いですね。
筆箱の中は必要な物を必要なだけ。
多すぎても少なすぎても勉強には悪影響です。
「足りない物があれば補充してあげる」
という温かい気持ちで、お子さんの筆箱の中を見てあげてください。