「勉強が嫌い…」
「試験前になっても勉強はやりたくない…」
「高校は行けるならどこでもいい…」
そう思ってる中学生、学年に2~3割はいますよね。
でも勉強をやらずに逃げ回ってばかりいると、親や先生がごちゃごちゃうるさいので…。
「しょ~がない、ちょっとやってみるか…」と思うこともあるでしょう。
そんな時、絶対にやってはいけない最悪の勉強法をご紹介します!
「え? 普通は参考になる勉強法を教えるもんじゃない…?」
と言われそうですが「参考になる勉強法」はもう世の中にたくさんあふれてます。
ネットで調べれば、いくらでも出てきますよね。
そしてほとんどは「勉強好きな生徒」のための勉強法であって…
本気で成績を上げようとしている生徒のための勉強法なんです。
それじゃダメダメ。
勉強嫌いな中学生はどうしたらいいか?という話です。
コレをやったらますます勉強嫌いになって、成績なんて絶対上がりませんよ!
という…やってはいけない勉強法です。
自学自習
「自学自習って何だ?」と思われた方…
もう少しわかりやすく言うと自己採点です。
問題を解いて解答を見て、自分で〇を付ける。
でも、ちょっと待って!!
勉強嫌いな生徒が自分で〇を付けると、間違った問題にも無意識に〇を付けてます。
「間違っていることに気付いてません!」
自分では出来たつもりになって、どんどん先へ進んじゃう。
これを防ぐには、誰かに〇を付けてもらうしかありません。
自分ひとりで頑張っても、残念ながら学習効果はゼロです。
1冊を繰り返す
「いろんな問題集に手を出してはいけない!」
「自分に合う問題集を1冊決めて、それを何回も繰り返しましょう!」
はいはい、よく聞くアドバイスです。
でもコレ、偏差値60以上の生徒にとっては正しいんですけど…
勉強嫌いな生徒が、もし同じ問題集を繰り返しやったら?
「コレ前やったやつじゃん。」
「また同じのやんの?」
「やる気しねぇ~。」
となってモチベーションはダダ下がり…。
元々「勉強なんてやりたくない!」という生徒たちの場合。
嫌でも問題を解こうと思ったら…
同じレベルの超基本問題を3~4種類、用意します。
飽きないで勉強できるか?が重要なんでございます。
ノートまとめ
これは保護者の方からご要望をいただくんですが…
ノートの取り方、ノートのまとめ方を指導してください!ってやつ。
「自分でノートを作れば、成績が上がる!」というのは何の根拠もない幻想です。
実際はノートの出来映えと成績には何の関係ありません。
試験前になると、何時間もかけて綺麗なカラフルノートを作り始める女子がいますが、だいたい成績は中位以下ですね。
「ノートまとめ」が目的になっていて「点数を取ること」に意識が向いていません。
さらに困ったことに、この習慣は簡単には治りません。
ノートまとめに時間をかけすぎたせいで点数が低いのに、次の試験でもまた同じようにノートまとめをやり始めます。
ただ自己満足のためにノートまとめを繰り返す。
そうやってノートまとめ大好き女子が大人になって、自分の娘にもノートまとめをやらせたがる。
ご家庭の方針なので、もうどうすることも出来ません。
学校の宿題を学校で
「学校の宿題は、学校で終わらせよう!」
超ベテランの塾講師にこういう人、けっこう多いです。
普段、優秀な生徒ばかりを相手にしてるので「学校の宿題なんて、学校でチャチャっと終わらせちゃえばいいじゃん!」
という主張のようですが…
そもそも学校に居る時にやっちゃったら、宿題じゃないし。
チャチャっと終わるほど、簡単じゃないし。
学校の休み時間に宿題をやるなんて「勉強嫌いの生徒」には、無理なんです!
軽く聞き流してしまいましょう。
まとめ
「じゃあどうすればいいの?」
「結局何もできないじゃん!」
となりそうですが…
勉強嫌いの生徒がやる気になった時、最大の効果を得られるのはマンツーマンの塾か、家庭教師です。
年齢が近くて、勉強以外の話題にもノッてきてくれるとか…
友達や先輩のような感覚で、心を開いて話ができるとか…
近い距離で寄り添ってくれる伴走者の存在がベストでしょう。
くれぐれも1対2や1対3の個別指導塾で、長時間放置されることのないように…
お気を付けください。