入試直前期の面談で 塾長・教室長に聞くべき内容

個別指導塾

今年度最後の県立そっくりもぎが終わり、各ご家庭に成績表が返却されている頃だと思います。

 

S判定やA判定だった生徒は、今のペースを崩さないように!

着々と仕上げに取り掛かりましょう。

 

B判定やC判定だった生徒は…

やっぱり悩みますね。

初志貫徹か?

志望校を変えるべきか?

 

そこで、入試まで残り3週間の過ごし方や学習計画について…

もし不安であれば、通っている塾の塾長・教室長の先生に、面談をお願いしてみましょう。

 

「そんなこと言われても、ただ不安なだけだし…何を聞いたらいいか、わかりません!」という方…

初めての高校受験であれば、皆さん、わからないことだらけです。

 

私がこの時期、保護者の方にお伝えしているのは

  1. 模擬試験の正誤分析
  2. 合格点
  3. 入試日程
  4. 過去の倍率
  5. 志望校の進学実績

こんな感じです。

模擬試験の正誤分析

返却された成績表を見て…

正答率が高い問題なのに間違っている。

取れるはずの問題を落としている。

ココが、最初に指摘すべきポイントです。

 

試験会場の独特の雰囲気で緊張してしまった。

とか…

時間が足りなくなって、実力を発揮できなかった!

様々な要因があるでしょう。

 

本来の実力であれば解けるはずの問題ですから、同じような問題が出たら確実にできるよう解き直しを徹底すべきです

 

解説を読めば簡単に解けた!

という問題もあるでしょうから、あと何点くらい上乗せが期待できるか、塾の見解を参考に。

 

合格点

内申点が基準に達している生徒と、内申点が足りない生徒では、合格点の考え方が大きく異なります。

 

入試では5教科の合計点に内申点が加算されますので、当然、内申点の高い生徒の方が圧倒的に有利です。

 

じゃあ、内申点が足りてない生徒はもう無理なのか?と言うと、決してそんなことはありません。

 

入試当日、5教科でバッチリ点を取ればいいんです!

ただ、何点以上が合格ラインかは生徒によって異なりますので、教科ごとの目標点数を塾の先生に聞いてみてください。

 

入試日程

意外と把握している方が少ないな…

というのが最近の印象です。

中学校では公立高校の入試日程について、口頭で伝えるのみで、文書では何も配付しません。

「各自、教育委員会のHPで確認しといてくださいね!」

ということなんでしょう。

 

千葉県の場合、今年度までは前期・後期に分かれていて、尚且つ、後期は志願変更ができます。

 

複数の志望校を考えている生徒は、前期 不合格だった時のことも考えて、出願の流れ、願書提出の日時を詳細に把握しておくべきです。

 

過去の倍率

「合格点を取れば受かるんだから…倍率なんて、気にしなくていいよ!」

という先生もいますが、それでもやっぱり気になりますよね。

 

前期の場合、目安になるのは「2倍」のラインでしょう。

倍率が2倍を超えている、ということは、2人に1人は確実に落ちます。

全受験者の中で、真ん中以上の点数を取らなければいけないわけです。

 

直接のライバルがどれくらいの人数いて、全体のどの辺りに位置していればいいのか?

過去2~3年分の倍率は見ておいた方がいいでしょう

 

志望校の進学実績

偏差値50前後の公立高校では、進路状況として

大学  ○○人

短大  ○○人

専門学校  ○○人

就職  ○○人

未定  ○○人

のような、大まかな公表しかしてくれません。

一応、大学名も記載されてはいますが、どの大学に何名合格したかは、はっきりわからないことが多いです。

 

ですから、現役で進学した生徒の割合や受験方法の内訳などから進学状況を推測するしかありません。

 

これが偏差値60以上の高校になると、国公立大学から私立大学まで、大学名ごとに合格者数を掲載しています。

学年順位で○○位ぐらいなら、GMARCHも狙えるかな?

と、具体的な目標が見えてきます。

 

高校によって、進学実績は様々です。

高校受験の、さらに3年後も考えて、志望校を検討していただきたいと思います。

 

面談時間はおよそ、20分~30分です。

「今後、急に志望校を変更しよう!」となるかもしれません。

塾としては、複数回、面談をするつもりでご相談をお待ちしています。

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